古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

2008-01-01から1年間の記事一覧

善行堂、苦戦。

青山ブックセンターでのフェアが終わり、善行堂の売り上げ冊数が、メールで届いた。26冊売れた。半分売れたのだからよかったのだが、岡崎は36冊売れたらしい。10冊の差があると、売り上げ金額でも負けているかも。言い訳はいくつか考えているが、敗北…

今日は近場

上海ラヂオ、マルギン前、100均へ。 文庫にいいのがあった。 辻潤『絶望の書 ですぺら』、講談社文芸文庫。 ユイスマンス『彼方』、創元推理文庫。 ティム・オブライエン『ニュークリア・エイジ』、村上春樹訳、文春文庫。 田村隆一『ぼくの性的経験』、…

戸田勝久展とメリーゴーランド

ゆっくりと家を出て、ケララランチを食べにいく。 その前に水明洞に寄ったのだった。 ヴィクトル・ユーゴー『ノートルダムのせむし(漢字)男』、昭和5年、改造社、松本泰訳、100円。 雑誌『文藝日本』、昭和29年、大鹿卓編集発行、100円。 3時頃…

2008年秋の四天王寺古本まつり

四天王寺に行って来ました。 10時ぎりぎりに着くか着かないか、そんな時間になってしまった。改札を出たところで、ブックオンに会う。いろいろ話しながら四天王寺に急ぐ。 まだシートがかかっていた。100円均一にはやはりたくさんの人がとりついている…

何にも書くことないような

12時ごろ、宅急便で、古本2箱、古書往来座に送った。 ぎりぎりまで作業する。最後なんて、何を箱に詰めたか憶えていない。そういう時に必要な本も出してしまうのだ。青山ブックセンターでの古本勝負が大苦戦しているので、月の湯では負ける訳にはいかない…

ジャズの専門店「ミムラ」

明日、古書往来座に、古本を送るので、今からせっせと選びます。月の湯古本まつり用。 今日は、かっぱ横丁へ行ってきた。 エルマガジン「古本ナウ」のため、写真を撮ってもらう。 Tくんと、いろいろ話す。 かっぱ横丁は、セール日ではなかったが、いい本があ…

天神さん2回目

吉岡書店の2割引セールはまだ開催中だった。 寺山修司の『赤糸で縫いとじられた物語』新書館は、幻想童話集。 花登筐『私の裏切り裏切られ史』、朝日新聞社。 この2冊で400円。他にも欲しい本あったけれど我慢して、天神さんに急ぐ。 今日の100円台…

今日はさすがに……

雨が降ってましたね今日は。 昨日、林さんにもらった佐野繁次郎のポスターを額に入れたり、天神さんで買った本にパラフィンを巻いたりして過ごす。 アトリエ箱庭さんのイベントにはぜひ行きたい。ぼくは箱庭に行ったことがあるのだろうか。それも忘れてしま…

天神さん3分遅刻

出町柳8時45分発の特急にぎりぎり間に合わず、イライラする。15分ぐらい待つことになる。 だから3分ぐらい遅刻した。 マラソンに例えれば分かってもらえると思うが、たったの3分だけど、この出遅れは大きい。 すべて100円で購入。 江戸川亂歩全集…

かっぱ横丁

明日は天神さんの古本まつり。 今日はかっぱ横丁。 『トラウベル詩集』、福田正夫訳、大正9年、新潮社、100円。うわあ、100円。 津村秀夫『アメリカ映画読本』昭和22年、コバルト社、ラッキー文庫が200円。 南部圭之助『映画宣伝戦』、同文館、…

「古本泣き笑い日記」とうとう品切れ

青弓社のホームページを見ると、『古本泣き笑い日記』が品切れ重版未定になっていた。 特別嬉しいというわけではないが、売り切ったことにある種の満足がある。 青弓社の矢野さんには感謝している。はじめての本なのだからやはり特別な思いがある。 さて、無…

かなり満足する

久しぶりに、樟葉のブックオフに行こうと思っていたのだが、急に用事ができて、同志社大学へ行くことに。吉岡書店に寄ると毎年恒例の全品2割引きセールが始まっていた。 秋山駿『生の磁場』、小沢書店、240円。これは文芸時評。 蜂飼耳『紅水晶』、講談…

上下揃う日

ブックオフ三条店に寄って、田辺聖子『道頓堀の雨に別れて以来なり』の上、ジョージ・プリンプトン『トルーマン・かポーティ』下、を買う。これで揃った。ちくま文庫手帳に上下どちらを持っているのか書いておいてよかった。 下村亮一『晩年の露伴』も200…

ナボコフ

今日も一冊だけ買う。 ウラジーミル・ナボコフ『ヨーロッパ文学講義』TBSブリタニカ、この本は、1992年に記念復刊されたもの。1000円。 ナボコフがアメリカの大学で実際に講義したもの。ジェイン・オースティンから始まっているのもさすが。オーステ…

青山ブックセンターフェア中間報告

私が用意した古本のなかで、こんな本が、青山ブックセンターで売れているそうです。 ・八木重吉詩集 ・せきこえのどに浅田飴 ・越境するラテンアメリカ ・アルスグラフ ・天と地は相似形 ・テレビの黄金時代 ・私小説 ・花森安治の仕事 ・ちくま日本文学全集…

金関寿夫

青木正美『自己中心の文学』(博文館新社)を読む。 日記が語る明治大正昭和。 『ある古本屋の生涯ー谷中・鶉屋書店と私』もよかったが、今回のも面白い。青木さん、どんどん書いてほしい。 ーーーーー私は相変わらず書くより買う方。 金関寿夫『魔法として…

読みたい本がいっぱい

上海ラヂオ鞍馬口。 清岡卓行『アカシアの大連』、昭和45年、初版、講談社。 安岡章太郎『酒屋へ三里、豆腐屋へ二里』、1990年初版、福武書店、田村義也装。 吉行淳之介『自選「作家の旅」』、1976年、山と渓谷社。 中田喜直『音楽と人生』、音楽…

月の湯のための仕入れ?

京阪寝屋川市駅で途中下車。もちろん金箔書房へ。 中里恒子『乗合馬車』、昭和17年5版、小山書店、400円。 装幀の一切を堀辰雄に任したという一冊。どうりでいい感じ。 秋野不矩『画文集バウルの歌』、1992年、筑摩書房。これは何冊でも買ってしま…

スムース祭り

今度名古屋で、「スムース祭り」があるという、連絡が入った。日程があえば、みんな集まってのトークショーが予定されている。 どんなことになるのやら楽しみだ。名古屋の古本屋さんにも行けるしな。名古屋のジャズ喫茶にも行きたい。もしいい店、知っている…

寝坊

上海ラヂオに行く。今日は出遅れてしまう。 Hさんと会うのは久しぶり。少し話す。何かいい本ないですか、と聞かれたので、 与謝野晶子の評伝を勧める。よく考えると、ぼくが買っといてもよかった。 交換用に6冊持っていったが、一冊としか交換してもらえな…

大人は判ってくれない

けやき書店から、楢崎勤『作家の舞台裏』が届く。これも読みたかった本。ガケとか青山ブックセンターで出した本が売れると、つい気持ちが大きくなる。 ガケと恵文社に、渋谷マップを持っていく。子子子ちゃんと少しおしゃべり。子子子ちゃんが、消しゴムでハ…

ぜんこー、ガンバレ。

青山ブックセンターのAさんから、フェアの中間報告が届く。もう一週間たったか。岡崎武志堂との古本対決、わーっ、冊数で、ぜんこー、負けてる。こっそり行って買いたいと思うが、渋谷はちと遠すぎる。だれか、近くの人、ぜんこーの箱から一冊買って下さい…

目が覚めると12時だった。 水明洞に行こうと思ったが時間がなくなってしまった。 ブックオフでCDを買う。 ビル・エヴァンスの「ザ・ソロ・セッションズ1」、750円。 やっぱり安いのを選んでしまうなあ。 京橋ツイン21、今日は20分ほどの時間。 吉…

ツイン21

コルトレーンを聴きながら書いていこう。 ガケに古本追加する。やっぱり入れ替えないとね。全適堂は、旅に出たとのこと。ぶんこどう休み。しようしょいん、ふくだやさんを回って、よしおかへ。 ふくだやさんの店頭で一冊。 ボールドウイン『ジョヴァンニの部…

カバになろう

読売新聞の夕刊を見たら、坪内稔典「カバになる」という連載が始まっていた。 坪内稔典さんは、カバのように考えたり感じたりしたい、という。また全国のカバを訪ねたとも。 こんな句もある ーーー桜散るあなたも河馬になりなさい カバヤ文庫物語という著作…

青山ブックセンター用、渋谷コショテンマップ、

渋谷コショテンマップ、届く。実際歩いて作ったというだけあって、よく出来ている。いろんなところでもらってやって下さい。京都では、ガケ書房、恵文社に置いてもらえるか、頼んでみるつもり。この地図を持って渋谷を歩きたい。 今日は、朝から、上海ラヂオ…

再び奈良の古本屋めぐり

昨日、金沢の古本屋取材を終えた岡崎と、ジュンク堂で夜、待ち合わせ、移転オープンしたばかりの「キャラメルママ」で飲む。 河原町三条からすぐ近く。湯川書房の筋。教会の前。岡崎の弟、しーちゃんも居て、しばらくしゃべる。 それから3人で、四条河原町…

今日から青山ブックセンターで『新・文學入門』フェア

今日から始まっているはず青山ブックセンターフェア。 なかなか手に入らない古書を選びました。お近くの方、覗いてみてください。 好評なら古本どんどん追加します。もう家にある古本無くなってもいいです。また一から買い始めるのも楽しいかも。 元気があれ…

どんな一日

昨日買った、「宝石」傑作選集、は、横尾忠則のカバーがハデだ。この文庫、持ってない人は探して欲しい。 「新青年」傑作選5のカバーは、玉井ヒロテル。この5巻にはユーモア、幻想、冒険編。 目次を見るだけで面白さがわかる。 ユーモア編には、 徳川夢声…

晶文社『雑談王』届く

アート・ペッパーの「サーフライド」完全版を聴いていると、岡崎武志バラエティブックが届いた。 石丸澄子さんの装幀が、もう当たり前のように、素晴らしい。この色使いにジーンとくる。これはもう石丸さんの詩情とでもいうしかないだろう。 なつかしい文章…