古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

2007-01-01から1年間の記事一覧

横光利一

やっと休みになりました。新潮文庫、『春園』を読む。これはいけないいけないと思いながらも読み終えた。でも読後感は悪くなかった。 保昌正夫『横光利一とその周辺』(帖面舎)も読み出す。横光にどっぷりという本。

みうらじゅんと草間弥生

吉岡書店に寄るがやはり昨日買えなかった本は今日も買えなかった。 駆け足でブックオフにも。我ながらこんなときにと思い思いまわる。 みうらじゅん『とんまつりJAPAN』と草間弥生『すみれ強迫』を各200円で。面白そうなので買ったが、やっぱり200…

冬期講習の楽しみ

13時から17時まで、中3の授業、1時間の休憩(食事)のあと、18時から21時まで、中2の授業。 11時の京阪特急に乗るので古本屋に寄れない生活。吉岡の店頭、ブックオフ三条に、気力が充実しているときには寄る。 ただ時間がないのでゆっくりでき…

恵文社の古本冊子「みんなの古本500冊」

恵文社の古本冊子「みんなの古本500冊」が出来たらしい。一冊頂けるとのことなので、今から取りに行こう。 扶桑書房からハガキ。「抽選の結果はずれてしまいました」という文面。 注文したのは、津村信夫『初冬の山』、鎌倉文庫だった。 「はずれました」…

今日も図録

ブックオフ三条店で105円の図録を買った。 『三島由紀夫展』、昭和54年、毎日新聞社。 車中、中村昌義『ぬいぐるみの鼠』を読む。 深夜、テレビをつけると、ジミー・スコットが歌っていた。「愛は面影のなかに」 風呂のなかで、『チャーリー・パーカー…

一冊の図録

冬期講習の日程表を仕上げ、プリントアウト。モンクの「ミステリオーソ」を聴きながら仕事の準備をする。グリフィンもなかなかいいと思った。 金箔に行こうとするが、時間を見ると行けそうにない。それで今日も近場にした。 久々に「銀林堂」に入る。でも買…

胡蝶堂さん

昨日、ネットで注文したの店は、「胡蝶堂」というオンライン古書店だった。連絡メールが届いていたが、この日記読んで下さっているらしい。昨日は何だか仕方なく注文してしまった、みたいな書き方になってしまったが、何気なく書いている日記だけど、気をつ…

港野喜代子

編集工房ノアの最初の本は、港野喜代子『草みち』でいいのだろうか。気になるところだ。 港野喜代子については、永瀬清子の『かく逢った』を読んだときに、こころに残った詩人だ。それから忘れていた。 こんな詩を書いた詩人。 ◯ 何かで死ぬのは 全部のこと…

天牛からワイルドバンチそして書肆アラビク

今日は仕事、休み。北村知之くんと大阪の古本屋をまわってきた。 出町柳まで自転車。途中、吉岡書店に寄る。おばあちゃんと少しおしゃべり。 内田百?『無絃琴』(旺文社文庫)、160円。 天神橋筋の天牛で待ち合わせた。平さん休み。ブックオンの中嶋くん…

佐野繁次郎装幀本

仕事帰り、ジャズ喫茶「ラッシュライフ」に寄り、閉店まで(12時)ジャズを聴いていた。マスターが、来年の上賀茂神社ライブについて、教えてくれた。常連がボランティアで、ランディ・ウエストンを招くという。これはぜひ行きたい。来年の秋だが、もう動…

105円と200円

今、ビール飲みながら、ネットの古本見ていたのだが、欲しい本が現れ、またつい注文してしまった。便利だけどこれちょっと困る。 今日も一応ブックオフ三条店だけのぞいた。 はじめ、10冊ぐらい抱えてたのだが、一冊200円になったことに気づき、6冊に…

シュタイナー松川

あーす書房に入る。奥に入って、あーすさんに挨拶する。読みかけていた本を置いて挨拶。その本が、ぼくの『関西赤貧古本道』だった。うれしかった。 「この文庫3冊100円って、どこの店?」 「外山書店ですよ」 などと、いろいろ話す。 3割引なので、何…

岡村不二

雨のなか、金箔へ。 店頭の50円棚で、雪吹周『肉体の白書』、副題に「吉原病院記録」とある。岡村不二の装幀。 店内で、久世光彦『冬の女たち』400円を買う。ぼくはまだ、久世光彦の文章がよくわからない。 寝屋川のブックオフはまだ単行本105円棚が…

広津和郎の回想エッセイ

ケニー・ドリュー、ニールス・ペデルセン、アルバート・ヒース。演奏がきれいすぎるがたまにはいい。 やっと、扶桑書房目録の注文を決めた。抽選になるだろうなあ。 ガケ書房によると、ブックオンの中嶋くんの棚の本がよく売れていた。よかったよかった。 ぶ…

いろいろあった土日

「第一回扶桑書房一人展」の目録が届いた。23日と24日、東京古書会館で行われる古書展の目録だ。冬期講習がなければ飛んで行きたいところだ。 目録には、さすがにいい本が並んでいる。ただやはり値段のことがあるので、一冊だけ注文しようと思っている。…

かっぱ横丁行けず

かっぱ横丁のセールの日だというのに、いろいろあって、行けなかった。今年最後だというのに。きっと特別セールでもやっていたにちがいない。 カバンに、横尾忠則の自伝(文春文庫)と、多田道太郎を入れて家を出る。 行きに横尾、帰りに多田を読む。 横尾忠…

多田道太郎追悼

鞍馬口100均、に行くが、一冊も買えず、近くのブックオフへ。 今日も詩集を買う。 季村敏夫『かむなで』、1999年、書肆山田。 出町柳のコミックショックに寄り、横の「つだちく」に入る。 中古CD、バルネ・ウィラン『バルネ』、1000円。 ブックオ…

Lマガ連載、4年目突入

Lマガの「天声善語」、書き終わったところ。早いもので、次号分から4年目に入る。今回は2007年度の古本生活を振り返った。しかしよく歩いてる。よくがんばった。でもよかったのは古本生活だけ。古本以外は本当にさっぱりダメな一年だった。いろいろと…

あーす書房3割引セール

今日は8時30分ごろ起きたのだが、コタツに入ってちょっと横になると、また寝てしまった。 昼頃起きだし、ジャズを聴きながら、準備する。 いつものように、自転車であーす書房の前を通る。ふと店頭に目をやると、「店内3割引セール」(文庫新書以外)と…

最近よく寝る

今日も昼まで寝てしまう。朝の時間がもったいない。 耕治人の『詩人千家元麿』や伊藤整の『我が文學生活』2を読む。伊藤整の方はこの前、口笛文庫で買ったもの。持ってたのが行方不明。もしかして売ってしまったのかも。買ったり売ったりして遊んでいるんだ…

朝日放送ムーブ!

吉岡書店でテレビの取材。2時に「140B」の大迫くんと待ち合わせる。しばらくして、ディレクターのFさん。雑談しながら打ち合わせ。短い決まった時間に自分の言いたいことをいうのは難しい。なにげなく話した言葉を引きずって思いもよらぬ言葉がでてく…

モンク、ラストレコーディング

ブックオフで、教養文庫2冊買う。『ケルト魔法民話集』と『ロシアの寓話』各105円。 テレビ局の人から電話あり、あす京都の古本屋さんで取材とのこと。何とかなるだろう。か。 ガケ書房に寄って、おしゃべりする。善行堂よく動いている。それにしても渋…

中村文則の小説

今出川通りを西に。 すると自転車にいっぱい古本を積んだ女の子。よく見ると、ガケ書房バイトの子子子ちゃんだった。自転車を降り少し話す。文庫、マンガ、単行本、30冊ぐらいか。今日は鞍馬口100均の日だったので、そこからの帰りなのだ。古本病にかか…

鳥の歌

今日もブックオフ三条店には寄らずに、金箔書房へ。 ミリュエル・スパーク『独身者』(1962年、新潮社)、100円。この辺の翻訳小説も見なくなった。この『独身者』、装幀者名がないが、ちょっといい装幀だ。各章の頭にあるカットもかわいい。もう一冊…

尾崎一雄

起きたら、昼の1時だった。まだ寝れそうなのがこわかった。 こうなるともう、金箔にも行けないし千林も無理。近くの古本屋さんをまわる。子供みたいだが、ブックオフは単行本105円が無くなったので行かない。 一冊だけ買った。玉川しんめい『日本ルネッ…

黒谷さんにのぼる

朝から床下の工事。「ちょっとトイレ借ります」「どうぞ」 まではよかったが、「あれっ、水流れませんねえ」 トイレも壊れてしまった。やれやれ。本当に年がこせるか心配になってきた。 本当に最近よくないことが次々と襲ってくる。 それでも、マルギン前1…

反省

「木山捷平資料集」のことで、手違いがあり、困ってしまった。慣れないことをするときは注意が必要だと、しみじみ反省しました。 先日の、神戸古本めぐりは、楽しかった。トンカも口笛もいい古本屋さんで、近くにあれば毎日行くだろうと思う。すると向こうは…

ブックオフ三条店、おまえもか。

ブックオフ三条店に入ると、何やら本の大移動中。いやな予感がした。単行本が105円から200円になっていた。昨日までの105円本をどこかへ持って行き、新たに入れ替えてもらえるとありがたかったのだが。昨日105円だった本が見事に200円になっ…

木山捷平

「木山捷平資料集」、5名をだいぶオーバーしてしまいました。あまりたくさんだと迷惑がかかりそうなので、連絡先を教えることができなかった人も多数ありました。申し訳ありません。増刷されるようならまた連絡しますので。 連絡先をお教えした方、大丈夫だ…

ちょっと好きだった

岡崎の日記を読むと、詳しくはぼくの日記で、みたいなことを書いていたが、同窓会のことですよ、あれは詳しくは書けないな。それより気になったのは、ちょっと好きだった子と話せたのはよかった、というところ。それはいい話だなあ、いくつになってもあるん…