古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

天神さん3分遅刻

zenkoh2008-10-04

 出町柳8時45分発の特急にぎりぎり間に合わず、イライラする。15分ぐらい待つことになる。
 だから3分ぐらい遅刻した。
 マラソンに例えれば分かってもらえると思うが、たったの3分だけど、この出遅れは大きい。
 すべて100円で購入。
 江戸川亂歩全集4、『少年探偵 大金塊』、昭和26年、7版、光文社、画は松野一夫。この一冊が一番うれしかった。
 田村泰次郎『大學』、昭和14年初版、東亜公論社、海老原喜之助装幀。函があれば結構高い本。海老原喜之助の絵がとてもいい。
 舟越保武『大きな時計』、1992年、すえもりブックス。
 林崎二郎詩集『見えない運河』、1978年、文童社、限定500部。
 藤本義一『洋酒夜話』、800部限定。著者はあの藤本義一氏ではない。
 常磐新平『ブックスマガジンズ』、
 窪田般彌『日本の象徴詩人』、紀伊國屋新書。
 瀬戸川猛資『夜明けの睡魔』、海外ミステリの新しい波。
 『柳田国男対談集』、ちくま文庫
 渡辺一夫『随筆うらなり抄』、かっぱ。
 天野貞祐『真実を求めて』、雲井書店、
 小島輝正『ディアボロの歌』、1984年、編集工房ノア
 ル・サージュ『ジル・ブラース物語』、高桐書院、
 『小綬鶏』、立花幸一遺稿、「序にかえて」を読むと、立花幸一という著者は18才で急逝したという。画家の岡田謙三が好きだったというこの若者。岡田謙三はこの本のために絵を描いたという。
 村岡真澄『十年の雨』、1993年、彼方社。
 昼食は、岡崎、詩人の村岡さん、近代ナリコさん、ブックオンくんといっしょにお好み焼き。
 林さんも100均のまわりをぐるぐる回っていた。でも図書館へ行くといってすぐ帰っていった。
 強敵Mさんは、いつものように、両手にたくさんかかえていた。
 昼食のあと、天牛、ハナ書房へ。
 天牛の平さんの顔を見て元気になる。
 平さんを見かけると岡崎も元気になったみたいで冗談を連発している。
 この古本コンビ、疲れてもすぐ復活する。
 記念に何か買えと、岡崎にいわれて、真剣に探したが、今日はなにも買えなかった。そのかわり、天牛のホームページが変わったという宣伝ちらしを京都の書店に置いてもらうよう、預かった。
 ここから、ワイルドバンチへ向かう予定だったが、もう少し元気をもらおうと、ちょうちょうぼっこへ。三谷さんに電話するとちょうど着いたところだという。よし行こう。
 ちょうちょぼっこで、いい本を買っている人がいたので少し興奮してしまう。なるほどなるほど、という本を買っているのでうれしくなったのだ。
 いろんな人とちょこっちょこっと話すのが楽しい。何と言ってもみんな本が好きな人たちなのでうれしくなってくる。それでついはしゃいでしまう。
 三谷さんと岡崎とスタバに入って話す。
 夜、「ディランセカンド」で岡崎と飲む。岡崎弟のしーちゃんも今日は一緒に飲んだ。しーちゃんからちょっとした頼み事があり、そのこともあり、いいウイスキーを一本入れてくれた。酒の弱いぼくだけど、今日の一日を思い出し、ガンガンと飲んだ。そのうち、岡崎がギターをもって歌い出し、しーちゃんもギターを弾き、それがなんともよかった。ふたりともいい歌をよく知っている。2人でライブをしたらいい、と勧めると、善行も歌うなら、とかいい出すので困る。なんで岡崎はぼくに歌わせようとするのか。みんなにも岡崎兄弟の歌を聴いて欲しいと思う。11月の知恩寺のとき、またここで飲むことになるだろう。そのときにはライブになるかも。