古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

いよいよ

林哲夫『古本屋を怒らせる方法』が8月9日発売と決まったらしい。凄いタイトル。その方法はいくらでもありそう。画像を見てびっくり。帯文を書いているのは、あの岡崎武志だ。ぼくも誰かの帯文書きたくなった。近々本を出しそうな人物に頼んでみようか。そ…

ズート・シムズばっかり

林さんに電話して、8月11日のことで、簡単な打ち合わせ。林さんの白水社本がその日までに出たら、「スムースお祝いの会」をしようということに。もし間に合わなくても集まりましょう、ということに。詳しくはまた。 下鴨、下亀、もうすぐそこだ。古本初心…

口笛文庫に入る

京都駅から、新快速で、元町に。大阪から座れたが、すぐ隣のおばあちゃんに話しかけられる。 「失礼ですけど、写真とる人ですか」 「いえいえ」 「どちらまで」 「元町です」 「お仕事で?」 「まあそうなんですが、ちょっと書店に行くんです」 こんな感じで…

波屋書房に入る

140bの取材で、書店をいくつか回ってきた。初めての書店もあり、棚を見せていただき、いい時間だった。矢野書房で取材終わり、大迫くんと別れる。ぼくはそのあと「ワイルド・バンチ」に向かう。ちょうど、DVDの編集ができたばかりだという、林栄一クイン…

ちょっとだけ忙しい日々

さすがにこの『サブ』いい雑誌だなあ。富士正晴の「同人雑誌VIKING小史」5が載っている。「ぶっくれびゅー」の連載だと思っていたのだが。そういえば、辻まことも書いている。 ビールを飲みながら、ごきげんなのだが、こんなとき危ないのだ。ついお金もない…

地平社!

中央公論の取材は、8月4日(土)に決まる。京都、大阪の古本屋さんをまわる予定。朝から堂々と古本屋めぐりが出来るなんて幸せだ。いつもは平日の真っ昼間、苦行僧のような顔つきでまわっている。 小学5年生の生徒の親から電話があり、今日は用事で授業に…

喫茶と古本 高遠本の家

往復、10時間、長野県高遠、名古屋から塩尻に向かう特急はよかった。ぼくは大文字山の下に住んでいつも山を見上げているが、長野の山はまたちがった山だった。雄大で新鮮だった。そんな山々を見ているとゆったりとこころが落ち着いたりした。自分の毎日の…

ズートアットイーズ

やっとこさ入手。「JEUGIA」をのぞくと、この前はなかった、「ZOOT AT EASE」が面出しで、3枚もあった。もちろん即購入する。今も聴いているがこれはすばらしい。昔、「ろくでなし」でよく聴かせてもらった。ハンク・ジョーンズもミルト・ヒントンも、いい…

日本のライト・ヴァース

まだ、日曜日、行けるかどうかわからない。帰りのバスのキャンセル待ちらしい。 最近、ジャズばかり聴いている。今日は、ズート・シムズとバッキー・ピザレリのデュオ。1980年、ニューヨークでのライブ。このCDはジャケットデザインが気に入らず買うとき…

Lマガジン取材

Lマガジンからメール届く。日曜日の取材の件、 7:09京都〜7:45名古屋 のぞみ82号 8:00名古屋〜9:49塩尻 特急ワイドビューしなの3号 10:07塩尻〜11:27伊那北 伊那北〜 レンタカー帰りのバスの切符の手配がまだだというから、まだ確定したとは言えないが、…

末広書店最上階に上る

11時に梅田、紀伊國屋前で、編集者と待ち合わせ、仕事の話。取材したい書店を挙げて、だいたい希望どおりに決まる。今回は本より店主の紹介になりそうだ。一時間ほど話し、末広書店に向かう。店頭で、獅子文六『私の食べ歩き』100円。このあと最上階に…

森花安治ってだれ?

早朝、マレーシア娘を見送る。そのあと、どっと疲れがでて、昼過ぎまで寝てしまう。電車に乗るまで、1時間ぐらいしかなかったが、ぶんこ堂、しよう書院、ふくだ屋、よしおか、と駆け足でまわる。 宮本輝『螢川』帯、初版、100円。「泥の河」を読み返した…

無口な、おっさん

やはり無口なおっさんは、蚊帳の外。古本の話よりショッピングの方がいいみたい。あたりまえか。ショッピングより古本の方がいい女の子と話がしたい。そんなことを思いながら、ひとり寂しく家を出た。今日は新刊書店やCDショップをまわることに決めた。河原…

大変なことに

井上書店に前からあった、寺山修司の『思いださないで』を今日は買うことにする。1000円。新書館の「フォアレディスシリーズ」は全部売ってしまったので、一冊ぐらい持っていたいと思ったのだ。宇野亜喜良のイラストがかわいい。「富山房」にも寄る。後…

鳩よ!

いろいろやることあり満足に古本屋めぐりできない。今日も、井上書店、吉岡書店、ブックオフしか回れなかった。 吉岡の店頭で、小林頼子『フェルメールの世界』を100円で。ブックオフでは、『鳩よ!』の萩原朔太郎特集が、105円。 この前、タダでもら…

古本を買えない日

紀伊國屋書店で『世界文学全集』の内容見本をもらう。河出書房新社が創業120周年を記念して出すという。池澤夏樹個人全集全24巻。 ラインナップを見てこれは楽しみだと思った。こういう企画は個人の思いが強く出ている方が面白い。公平な目はいらない。…

古本を買わない日

雨のなか、京都駅にバスで行く。ゆっくりと京阪七条駅まで歩き仕事にむかう。車中読書は、昨日買った、織田作の『朝』。嫉妬心を扱ったドラマだ。織田作は戯曲から小説に入ったのだった。 アテネ文庫は比較的よく見るのでかなり刷ったのだろうが、もちろんそ…

また例の生活

マルギン前に10時過ぎにかけつけたら、もう袋いっぱいにしている、あの人がいた。思わず「早いですねえ」「早いですねえ」。うらやましい熱中ぶり。店の人に、「何時からやってるの」と聞くと、「10時からやけど、9時ごろから来て、出すのを待ってる人…

外市終了

外市の打ち上げに参加しないで帰ってきた。みんなと飲みたかったなあ。たくさんの人に出会えてよかった。善行堂もプロ集団と互角にわたりあえて、ひと安心だ。また機会があれば参加したい。 東京に着き。「ささま書店」に直行する。ここの100円均一は、日…

東京遠征

7日、東京に行くことになった。工作舎のIさん、岡崎、とで打ち合わせがある。池袋の往来座で会うことになった。もう、外市に送った本たちが棚に収まっていることだろう。明日覗いてみるのが楽しみだ。いろんな人と本の話もできるだろう。 今日は、Lマガジ…

追い込み

外市用の古本、なんとか250冊ぐらい箱に詰めた。これはこれで大変な作業だ。今日はユーミンを聴きながら作業する。それでもあまり減ったように思えないのはどうしてだろう。またゆっくり買い集めよう。 Lマガジンの原稿は明日の夜に書こう。今回は紀伊國…

村松梢風『綾衣絵巻』には、小村雪岱の挿画

コルトレーンの「ジャイアントステップス」を聴きながら、ひたすら古本の値付けをする。 「往来座」に電話をかける。瀬戸さんにいろいろ尋ね、作戦を練る。いい本を安く出せばいいことはわかっているが、不安になってくる。小林信彦の『東京のドン・キホーテ…

福田清人『青春年鑑』

午前中、ひたすら、値付けする。買った本というのは、やはり愛着があって、パラフィンを巻きながら別れを惜しむ。古本屋で見ればまた買う本たち、またどこかで出会いたい。(ビール飲んでます) 百冊ぐらい箱に詰めて、仕事にむかう。今日は時間がないので、…

外市の準備

もうすぐ、池袋の古書店「往来座」で外市という古本まつりがあって、そこに古本を200冊ぐらい出すことになっている。何も考えずそこらへんにあるのを送っていいのなら簡単なことなのだけど、やはりそんなものではない。自分のいらないものは人もいらない…