午前中、ひたすら、値付けする。買った本というのは、やはり愛着があって、パラフィンを巻きながら別れを惜しむ。古本屋で見ればまた買う本たち、またどこかで出会いたい。(ビール飲んでます)
百冊ぐらい箱に詰めて、仕事にむかう。今日は時間がないので、ブックオフだけにする。
5冊買ってカードを出すと、もうこれからは使えないという。まあええけど、50円券がレジから出てこないのはさびしい。少し遅れてすううっと出てくるのを見るのが好きだった。それを使うのはもっと好きだった。(ビール飲んでます)
深夜、帰ると、扶桑書房から、福田清人の『青春年鑑』(昭和12年、インテリゲンチャ社)が届いていた。
こんなことは珍しいのだが、よくわからずに注文してしまった。この本、福田清人が第一書房の編集者だったときのことを小説化したものではなかったか。そう思って注文したのだが、あまり自信がない。今手元にあるが、もしちがっていたらと考えると怖くてページを開くことができない。本の状態も、本のかたちも申しぶんない。まったく関係ない小説だったら泣くしかないだろう。なにしろ、いつも買う値段の100倍ぐらいする高価な本なのだから。しばらく横に置いて眺めるだけにしておこう。