古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

末広書店最上階に上る

zenkoh2007-07-18

 11時に梅田、紀伊國屋前で、編集者と待ち合わせ、仕事の話。取材したい書店を挙げて、だいたい希望どおりに決まる。今回は本より店主の紹介になりそうだ。一時間ほど話し、末広書店に向かう。店頭で、獅子文六『私の食べ歩き』100円。このあと最上階に上がるのだが、途中の階がエロ本専門の階なので、ちょっと上がりにくい。なにも上品ぶるわけではないが、古本屋でエロ本は見ない。いや絶対見ないというのではないが…(もうやめとこ)    
最上階は無人なので、荷物を預けることになってる。これがいつも苦手だ。ちくま文庫手帳以外、大したものは入ってないカバンだけど、無くなれば困る。でもいい本がありました。ベルトラン『夜のガスパアル』、城左門訳、昭和18年の昭南書房版1500部、300円。第一書房版200部を増補したもの。畔柳二美(くろやなぎ・ふみ)『姉妹』(きょうだい)、ミリオンブックス、200円。
 今日は珍しく、このあと、もうひとつ仕事の打ち合わせがあった。Lマガジンの次の次の号が「本屋特集」の予定で、その話。まだなにをするかは決まらないが話を聞いてみると、面白くなりそうに思った。
 「喫茶と古本、高遠本の家」が20日オープンだというが、長野県伊那は遠いなあ。でも日曜日、Lマガの取材で行けるかも。
 この夏はいろいろあって楽しみだ。ガケでは、ゲリラライブがあるかも、という噂も流れている。
 車中読書は、佐藤泰志『大きなハードルと小さなハードル』。