古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

無口な、おっさん

zenkoh2007-07-16

 やはり無口なおっさんは、蚊帳の外。古本の話よりショッピングの方がいいみたい。あたりまえか。ショッピングより古本の方がいい女の子と話がしたい。そんなことを思いながら、ひとり寂しく家を出た。今日は新刊書店やCDショップをまわることに決めた。河原町の「ぼてじゅう」で、ぼてモダンを食べ、ジュンク堂に入る。結局チェックを入れるだけで欲しい本は一杯あったが寂しく店を出た。図録にもなっているのだろうか、澁澤龍彦美術館みたいな一冊は買ってもよかったと今思う。それと北園克衛エッセイ集だ。350部限定で5000円か。無くなれば高くなるだろうなあ。マルケス小説全集だったか、これも欲しかった。
 「JEUGIA」でジャズのCDもチェックする。丁度セールがあり、900円で一枚買った。カーティス・カウンス「SONORITY」。
 昨日、ジャズ喫茶「YAMATOYA」に行ったら、「京都に住まえば…」の編集がよかった、とほめられた。これはぼくが褒められたわけじゃないが、よくないのに、よかったという人じゃないので、うれしかった。
 店内はビリー・ホリデーが流れていた。これをもっとガンガンと鳴らしてほしいなあ。最近、どこのジャズ喫茶も音が小さくなってきたように思う。それとも、ぼくの耳が悪くなってきたのか。
 「京阪書房」で「のらくろカラー文庫」を200円で2冊買う。これは1000円ぐらい付けている店が多い。
 やっぱりブックオフにも寄る。柳瀬尚紀『言の葉三昧』105円。
 中央公論の編集者から原稿依頼があった。古本特集をするという。これはページ数もたっぷりあり、書くの楽しみだ。