古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

東京遠征

zenkoh2007-07-06

 7日、東京に行くことになった。工作舎のIさん、岡崎、とで打ち合わせがある。池袋の往来座で会うことになった。もう、外市に送った本たちが棚に収まっていることだろう。明日覗いてみるのが楽しみだ。いろんな人と本の話もできるだろう。
 今日は、Lマガジンに原稿を送り、ガケの山下くんに電話し、そのあと、梅田のかっぱ横丁に急いだ。しっかり何度も見て回るが一冊も買えなかった。しょんぼりして、カレーを食べた。
 今、欲しくてたまらない雑誌があるのだが、高くて思いきれない。それを何とか買う方法はないかと考えているうち、いいことを思い出す。『京都に住まえば』の原稿料があるのだ。思い切って、140bの大迫くんに、いつ頃になるか、電話で聞いてみた。ギャラのことを言うのは苦手だが仕方ない。もう少し時間がかかりそうだった。どうしようか。欲しい本が現れると、我慢できなくなるのは我ながら子供みたい。大迫くんから、また別の仕事のことも、これはありがたい。
 かっぱ横丁のあと、駅前第三ビルに行くが、ここでも買えない。どうなっているのだろう。何だか寂しいので、ジャズのCDを買うことにする。ジャッキー・バイヤードの「sunshine of my soul」を1250円で。ベースのデイヴィッド・アイゼンソンが聴きたかったのだ。紙ジャケット。ドラムは、エルビン・ジョーンズ
 古本は買えなかったが、ジャズ喫茶「ホワッツニュー」でコーヒーを飲んだ。
 今雨が降ってきたが、そのことがちょっと心配。
 自分が選んだ本が売れるかどうかは、いつも不安だ。いままで売れなかったことはないが、心配になる。それでも一番の売り上げをねらってもいる。本が大好きな人たちに出会えるのが何より楽しみだ。これぞ、と思う本が売れてなかったら持って帰ろう。