古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

昨日のこと

zenkoh2008-02-14

 昨日のことになる。熱があって、古本屋めぐりができないので、ブックオフにだけ寄る。
 福永武彦の文芸文庫『鴎外・漱石・龍之介』上、があった。さてと、ちくま文庫手帳を取り出し、上を持っていたか調べてみる。上か下を持っていたのは確か。まあ、105円なので買う。
 帰ってこの日記、検索すると、出てきました。残念ながら上でした。こうなると、下を二冊見つけないとすっきりしないことになった。でもそれもまた。
 萩原健次郎『冬日』もあった。この詩集は村岡真澄さん発行(彼方社)。大型詩集。うれしい。
 季刊「銀花」87号、吉岡実の遺した本、が載っている。いい本なのだこれが。ほしい。そのほか、気谷誠「ネールの塔ーある古本屋の思い出によせて」これは、うずら屋(ママ)書店の思い出。
 ベルトラン『夜のガスパール』(西山文雄、城左門訳)の話も。
 あと、分厚い『広告大入門』も買った。
 今日は(14日)ブックオフで一冊。
 澤井繁男『旅道』、1994年、編集工房ノア、カバー絵、林哲夫。200円。
 林さんの絵が本のカバーに使われていても、今ならもう驚かないが、1994年といえば「ARE」創刊の年か。
 車中で、梅崎春生の『砂時計』を読みはじめる。