古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

まだ届いてませんが

    お知らせ

 入院していた義母の容態が急変したとの連絡が入り、これから高知に行くことになりました。
 「善行堂」明日、休ませて頂きます。

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 吉田佐和子さま、せっかく本を持って来て頂いたのに、店を早く閉めたのです。
 ごめんなさい。
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 取材してもらった雑誌です。みなさん、大切な人を善行堂に連れてきてください。今日も取材が一件。高校生向けの大学フリーペーパー。
ブックジャパンの書評の締め切りは今日。サンポマガジンの「古本WOW!」の原稿は書いて送りました。
「金子彰子詩集」の予約が今日も入りました。古本と詩の好きな編集者です。予約が数多く入れば、詩集が作りやすくなります。あまり詩は読まないのですというかたでも、本が好きで読んできたかたなら、きっと、金子さんのことばを感じてもらえると思うのです。岡崎武志絶賛はそんなにないですよ。(そうでもないか)岡崎は金子さんの詩を読んで、こう書いています。「少し寂しい世界に、いつも明るいあきらめが支配している。人肌のことばづかいが、詩の向うに、日々格闘する生活を想像させる。食べ物もよく出てきますね。くいしん坊かしらん。」
 後半はどうかわかりませんが、「少し寂しい世界に、いつも明るいあきらめが支配している。」には驚きました。そう、そのとおり。こういう核心をついた言葉を読むとうれしいですねえ。岡崎のこのことばに金子さんの詩がつながっているので、さらに岡崎のことばが光っています。友人じゃなかったら、きっとファンレターを書いたでしょう。
 岡崎は酔っぱらって「乙女のワルツ」を歌うだけの男じゃなかったのです。
 私に財力があれば、「善行堂叢書」か「善行堂文庫」として出したいのですが。善行堂、まだ利益が出るところまでいっていません。えっ、まだ利益出てないの、と言われるかも知れませんが、そんなに甘いものでもありません。本もネットでかなり買ってますし、大変ですよ。

るるぶ大切な人を案内する京都本 (るるぶ情報版 近畿 22) (国内シリーズ)

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