古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

金子彰子詩集、まもなく完売か。

zenkoh2010-05-19

 金子彰子詩集『二月十四日』(龜鳴屋、214部発行)は、残り48部になったらしいです。
 これは、画期的なことだと思います。龜鳴屋さんの本ということもあって無くなればかなりの古書価になると思われますが、残りの48部はじっくり売ってもらいたいですね。きっと、丁寧に繰り返し読んでくださっている方がいて、金子さんの次の詩集を待ってくれているでしょう。
 第二詩集を期待しよう。
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 デコさんに、サンポマガジン別冊『古本のことしか頭になかった』(仮題)の校正をお願いした。
 最近、お願いばかりしているみたいだなあ。
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 「善行堂絵はがき」は、本日、届く予定です。
 150円で販売させていただきますのでよろしくお願いします。
 
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 夏葉社の島田さんから電話がありいろいろ話す。
 『レンブラントの帽子』、善行堂では予約も含めて26冊ほど売れてます。
 だから10冊追加注文しました。
 島田さんの話はうれしい話ばかりでした。
 こころが奮い立つような話もありました。
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 クレヨンハウスさんより、長田弘詩画集『詩ふたつ』のサイン本が届きました。
 ぜひ善行堂で読んで下さい。
 ぼくはもう何度も読んでいますが、長田弘、やはり言葉がすごいですね。
 
    
  花を持って、会いにゆく

  

  春の日、あなたに会いにゆく。
  あなたは、なくなった人である。
  どこにもいない人である。


  どこにもいない人に会いにゆく。
  きれいな水と、
  きれいな花を、手に持って。


  どこにもいない?
  違うと、なくなった人は言う。
  どこにもいないのではない。
  

  どこにもゆかないのだ。
  いつも、ここにいる。
  歩くことは、しなくなった。


  歩くことをやめて、
  ・・・・・・・
  ・・・・・・・


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 武田さんが『レンブラントの帽子』を取りにきてくれる。
 林さんの前で『スピン』も買ってくださる。
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