古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

京都府庁で吉田省念ライブ

zenkoh2009-03-28

 今日はよく歩いたな。
 京都府庁前、というのが待ち合わせ場所。急な話だったのだけど、家を出た。ゆっくり歩いて行こうと思った。
 いろいろ考えながらゆっくり黒谷に登って行くが、本当はもう考えすぎて考えるのがイヤになっている。
 マキムラ書店の店頭、今村書店、などによりながら、御所に入りベンチで『自負と偏見』。
 時間がきたので、府庁へ向かう。
 西川さんとサンポマガジンの打ち合わせ。次号の古本修業のゲストのKさんも交え喫茶店で相談する。神戸の古本屋さんめぐり、楽しみ。
 途中、西川さんに電話があった。それがジュンク堂堂島店からサンポマガジンの追加注文だったので3人で喜ぶ。ガケ書房でも2号、あと2冊だった。創刊号は今書店に出ているのが無くなれば品切れになるだろう。
 京都府庁に戻り、「吉田省念と三日月スープ」のライブ。はじめて聴いたが良いライブだった。
 ビートルズも歌っていた「Till there was you」のカバーがよかったなあ。好きな歌だということもあるが、「吉田省念と三日月スープ」の個性もちゃんと出ていた。このあと、ユーチューブで繰り返し聴いてしまうだろうなあ。甘い甘い曲だけど好きだ。
 ギャラリーコクトーで、山本容子展を見る。
 高島屋まで歩きまた三条まで歩き、途中、京阪書房で古本一冊だけ買う。今日はもう買えないかなとあきらめていたのだが。
 伊藤永之介『秋田』、そうそう、小山書店のあれ、新風土記叢書8、です。100円。
 特に珍しい本というのではないが、100円で探してこい、と言われるとちょっと困る、そんな本(どんな本や)です。
 宇野浩二の『大阪』とか、田畑修一郎の『出雲・石見』、稲垣足穂『明石』、太宰治津軽』など持っている人は引っ張り出して見て下さい。
 小山久二郎の本作りを味わって下さい。手にもってページ開けばよくわかります。
 一冊だけだけど満足してバスに乗って帰った。いい本買えた買えた。