古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

呑気な男

 やらないといけないことや考えないといけないことがたくさんあるのに、呑気な一日になってしまった。
 家を出る前に考えていたのは、上海ラヂオをのぞき、ブックオフにも入り、獺祭書房に行こうというものだった。
 ところが途中天候が急変、雨と風が凄まじく、コミックショックに逃げ込む。(雨宿りも古本屋!)
 出たばかりの堀江敏幸『おぱらばん』を262円で買う。
 待っても待っても雨が止まないので家に戻ることにする。途中、自転車のブレーキがブチッと切れてしまう。
 ビル・エヴァンスのソロセッションズや、ブルーノートのモンクなど聴きながら、『自負と偏見』を読む。