『佐野繁次郎装幀集成』を見ていると、コレクション魂が刺激されて、古本屋さんでも、装幀ばかりが気になる。
それで、中林洋子の装幀本を見つけた。
どこを回ろうかと思案したがやはり水明洞が気にかかる。
100円棚に追加されている。
『現代俳句』2巻、昭和15年、河出書房。
ジョージ・ミケシュ『おかめ八もく英拝見』、ニコラス・ベントレー画、昭和33年、研究社。
『第十一粋人酔筆』。
芹沢光治良『懺悔紀』昭和21年、養徳社。
火野葦平の『私版金色夜叉』昭和26年、湊書房。これは特にうれしかった。青柳暢夫の絵もすばらしい。早速読み出す。
川端通りを北上して出町柳の自転車置き場に向かうのだが、前の車輪に何か切手みたいなのが張り付いていて気になる。回転してるので何かは分からないが。
まあ、途中忘れていたのだが、自転車を置く時、ちょうど前輪に目がいった。それはなんとブックオフの¥105ラベルであった。自分ではがしたのがこんなところにつくわけはないので、だれかがはがして道に捨てたのをぼくの自転車がひいたのだろうか。それともこの自転車置き場の壁に「イタズラ多発」と書いてあったように誰かのイタズラだろうか。
それでもこのあとブックオフに入って、
有吉佐和子『ぷえるとりこ日記』を買う。これが中林洋子の装幀。
それと高田文夫の『あんときゃ笑った』も買う。