古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

詩集が買えた日

zenkoh2009-04-19

 今日はぐるっと一周、自転車でまわってきた。
 文庫堂〜紫陽書院〜福田屋〜吉岡〜水明洞〜ブックオフ〜京阪書房〜たこ焼きや。
 室生犀星『動物詩集』、ほるぷ復刻、装幀と挿画、恩地孝四郎、200円。
 伊藤行男『南方素描』、昭和17年、教材社、100円。
 寺山修司『ポケットに名言を』1977年新装版、大和書房、100円。
 今日出海天皇の帽子』、中公文庫、105円。
 多木浩二『生きられた家』昭和59年、青土社、200円。
 私の経験から言うと、多木浩二の本はきわめて線引きが多い。線を引きたくなる文章なのか。この本にも線引きがあったが赤鉛筆らしいので消せるだろう。
 小柴三由紀『詩集 庶民悲歌』昭和24年、好在社、山東洋の表紙、100円。川端康成の序文、小冊子には、渡邊一夫や佐藤輝夫が推薦文。
 帯もきれいに残っていたので、買うとき、値段のところを見せて自分で袋にしまった。100円の本の場合、本を丁寧に扱わない人がいるので注意しなければならない。カバーや背の部分を袋に詰めるとき破られたことがある。
 小柴三由紀は知らない人だけど、この詩集は良さそうな匂いがした。