奈良の町あるきの原稿を書き上げたところ。書き上がれば、いつもちょっと興奮する。夜ならそのあとのビールが美味しいのだが、今は昼の1時過ぎ。雨がしとしと降っている。
奈良の古本屋さんに、また行きたくなった。この前行けなかった店もあるし。
ここから深夜。
ガケに寄って、山下くんと本棚の前でおしゃべり。
もうすぐ「京都075」という雑誌が出ますよ、と。そうそう、ぼくの「ちくま文庫手帳」を撮影したのだった。変なこと書いてないか心配になってきた。まあ、細かい文字は写らないだろう。
「古本市もやるみたい」
「それは面白そうやな、行ってみよう」
それで、案内のハガキを見ると、ゲスト「善行堂」とあるではないか。
そうだったそうだった。ぼくも古本、出すのだった。
ぶんこ堂で、
小田切秀雄編の『発禁作品集』を200円で買う。中島健蔵宛献呈署名入り。挿絵は内田巌。
『松岡荒村遺稿』、のことにも解説で小田切が触れている。
車中で、四方田犬彦の『ハイスクール1968』(新潮文庫)を読む。