古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

今日はぐうたら生活

zenkoh2008-02-03

 今日はコタツに入ったままぐうたら生活を堪能した。横にある本をぱらぱらと読んだり、デニー・ザイトリンのライブ盤を聴いたりして過ごした。それとヤフオクで今日もある本を落札した。
 また「日本の古本屋」でいろいろ古本みて注文しそうになったりした。昼間ビール飲んでないので、かろうじて買わずにすんだ。でもこれからが危ない。買ってしまいそうだ。
 昨日、「にのにのいち」のオープニングパーティーで久しぶりに会った、海野くんから、衣巻省三の詩と小説が、添付ファイルで届いた。もちろん開かなかった。なぜか、下欄に定着しないのだ。
 といってもわかってもらえないだろうなあ。昨日のパーティーでも、この定着しない、という言葉は通じなかった。
 ちがう方法で送ってもらいやっとこさ見ることができた。
 海野くんは、坪内祐三さんの教え子だけあって、よく本のこと知っている。話している途中から年齢差を全く感じず友達のように話していた。最近、菱山修三に興味を持っているらしい。ぼくは、菱山修三といえば、好きな詩集が一冊あるのだが、思いだせなかった。記憶というやつが壊れかけている。ちまた書房から戦後でた詩集で、『夜の歌』だというのを、あとで思い出した。
 中岡宏夫の『旗』という雑誌の話や、嘉村礒多の話もした。衣巻省三のことは、どんなことでも、メモとるように書いていってほしいものだ。海野くん、20代だもんな。期待してる。
 そういえば、昨日のパーティーは、若い本好きが集まっていた。北村くんも三谷くんも宏美さんも猪花さんも、みんないい本買って読んでいる。
 最近、インターネット古書店を始めたという、モズブックスさんは、上林暁が好きだといってくれたのが、これもうれしかった。上林の文章が下手だといった文筆家がいたけど、その人と大ちがい。
 モズさん、これからきっといい本見つけてきて売ってくれるだろう。
 「古書くらしか」の折田さんとも初めてお会いできた。200円であれだけいい本出せるのだから相当な実力の持ち主にちがいない。またどこかでゆっくり古本の話がしたいものだ。その機会はきっとあると思う。
 恵文社のノムラさんに、「みんなの古本500冊」の評判がいいことなど報告する。東京でもよく売れているみたい。さすがです。いい出来の冊子になっていて読むのも楽しい。
 ノムラさんの隣には、劇団「ヨーロッパ企画」の松田暢子さん。Lマガの左京区特集のとき、表紙にいっしょに写った女の子。あのときは少年のような感じだったがこの日は美少女。
 Lマガジンの稲盛さん、メールでのやりとりはあったが、会って話すのは、初めてだった。ちょうちょぼっこの娘たちと稲盛さんに囲まれて、内容のないくだらない話ばかりしてしまったことを後で反省した。でももっと反省してほしいのは、ブックオンの中嶋くんだ。みんなのまえで、ぼくが京都の古本屋さんで、いい本をたくさん見落としてる、もっと勉強してほしい、などと言いたい放題。でも確かにそういうことは、あったし、あるのだから仕方ないか。
 中嶋くんとは、今度の天神さんの古本まつりで、あほあほ本対決、をすることになっているので、そのとき決着つけたい。どちらが、より「あほあほ本」を見つけられるかというもの。
 中嶋くん、「真治さんもやりませんか」と誘っていたが、きっぱり断られていた。
 
 カロさんと、黒猫堂の高橋さんの話。ぼくは、京都の古本屋さんをまわっていて、ときどき高橋さんを思いだす瞬間がある。