古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

善行堂、今日も12時から20時まで営業します。
Mさんから仕入れの連絡が入り喜ぶ。
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名古屋で高校教師をしている海野くんが寄ってくれる。
昨日は、牧野さんも寄ってくださった。
ちょっと遅刻したのですが、自転車の後ろ姿が見えたので追いかけました。
やっぱり時間を守らないといけません。
海野くんは、こちらに帰ってくるとき、寄ってくれる。
いろいろ詩集を見てもらう。自由律短歌の話が印象に残った。
あと、「マダム・ブランシュ総目録」や板倉鞆音訳「クラブント詩集」を見せると、
驚いていた。山中富美子の話は、この前、Fくんとしたところだった。
忙しいだろうによく読んでいるよ、海野くん。私も刺激をうけました。
話しているとき、現代詩文庫が二冊売れました。それも渋い、吉田文憲詩集と朝吹亮二詩集。
そんなによく動くものではないので驚きました。
詩集が売れると何だかうれしいです。
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関口良雄『昔日の客』の予約をいただきました。
すぐれた書き手のかたに注目してもらえたことはうれしいです。
古本屋さんの回想エッセイなのですが、文学の匂い、文学への愛情があふれている文章です。
別に古本の知識なんかなくても充分魅力を感じ取ってもらえる、そんな本です。
この本がでることでより多くの方に読んでもらえるのがうれしいです。
これまで勧めたくても、無いのですから、どうしようもありませんでした。
三茶書房のオリジナルの古書値が下がることもないでしょう。それはそれは見事にできた本だからです。
夏葉社らしい本になると思いますが、本好きは両方揃えたいものです。
善行堂、予約、順調です。
レンブラントの帽子』のときは、興奮して予約を募集するまえに30冊仕入れましたが、
一年経って賢くなり(つまらない男になり)、今度の『昔日の客』は一応予約をみてから
仕入れ冊数を、と考えていたのですが、心配ないようです。
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今、こんなレコード聴いてます。