古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

庄野潤三全集第10巻はエッセイ

 「ちょうちょぼっこ」での「にのにのいちのに」がもうすぐだ。200円の本が1400冊並ぶという。それぞれ、本好きが選んだ1400冊なのだから、いい本が並ぶだろう。安くていい本が好きな方は、ぜひ、「ちょうちょぼっこ」へ。
 ぼくも200冊出すことになっているので、そろそろ箱に詰めないと。
 オープニングパーティーもあるみたいです。
 吉岡書店の店頭で一冊100円の文庫本を買おうと、手にもって店内に入ったところで、背がテープで補修されているのに気づき、そのまままた外へ出て、箱にもどした。やれやれ。
 ブックオフへ。全集のワゴンの前。今はこの場所が面白い。坂口安吾研究はもうなかったが、何がでるか楽しみだ。ここに書くとだれかに買われるみたいでコワイが、木山捷平全集とか小沼丹全集とか川崎長太郎中村光夫、とかが並び、各200円なんてことがあるかも知れない。
 庄野潤三全集が200円で数冊でていた。前にもあったのだけど下のケースに仕舞っていたのだろうか、一度消えていたのが今日また出ていた。ぼくは、エッセイの入った10巻を買うことにした。
 新書105円の棚にずらっと早川の「H・P・B」が。ぼくはその中から、一冊、小栗虫太郎黒死館殺人事件』を購入する。
 200円棚からは、中山千夏『タアキイ』を。そして文庫は、安野光雅のポストカード『ヨーロッパの街から村へ』、200円。