古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

大阪古書会館から大阪城へ

zenkoh2008-01-18

 最近、寝るのが遅いので起きるのも遅い。大阪古書会館に着いたのは11時ごろ。一時間の遅刻。これはいけない。10時前に着いて並んで待たないとな。
 100円均一があったのでやっぱりそこからスタート。
 まずは、藤山寛美の『みち草 わき道 しぐれ道』、次に、勝本清一郎近代文学ノート3』(みすず)。これにはちょっと驚く。紅葉、硯友社、鏡花、露伴、鴎外など。解説は稲垣達郎。
 和田芳恵『色合わせ』も。自分でもよく見つけたと思ったのは、橋本千代吉『火の車板前帖』だ。草野心平の店「火の車」の板前さんの回想記。帯もついて100円とは。
 他をまわってみると、「りーち」さんの棚にも100円の本があった。
 そこで、木村荘八『続現代風俗帖』、岡本太郎『青春ピカソ』(一時間文庫)、高見順対談集『現代文壇史』。
 100円はやっぱりいいなあ。
 もちろん高い本も買う。
 今日出海『大いなる薔薇』(昭和15年白水社)、500円。まだ読んでないがヨーロッパが舞台の短編集みたい。挿絵が入っている。
 島田清次郎『地上』(1957年、新潮社、佐野繁次郎装幀)、300円。これは少し小さなサイズ。佐野繁次郎の絵がいい感じ。
 今東光『青春の自画像』(佐野繁次郎装幀)、300円。これ最近買ったのではなかったか。
 津高和一『僕の呪文と抽象絵画』、400円。13年前の大震災で亡くなられた画家の自伝的エッセイ。