古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

お知らせ

zenkoh2009-04-25

 
 昨日、ブックファーストフェアの担当者から電話があり、ちょっとした問題があり、「古本ソムリエが選ぶ絶版品切れ文庫フェア」の日程が延期されることになりました。また決まり次第、お知らせします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 昨日もたくさん古本買いました。全部書く元気ないです。
 池内紀『見知らぬオトカム』、みすず書房、105円。辻まことについて書いた本。105円は間違いなく安い。
 横光利一『鶏園』、昭和17年、3版、創元社佐野繁次郎装幀、100円。
 志賀直哉『短篇集 剃刀』昭和21年、斎藤書店、裸本、50円。
 この2冊は金箔書房で。
 『コピーの時代』、2004年、滋賀県立近代美術館、開館20周年記念展。500円。
 ーーーーーーーーーーー
 さていよいよ。天気はどうだろうか。
 嵐でも行くと、昨日は書きましたが、ちょっと弱気になってきました。
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 行って来ました、四天王寺
 11時ごろだったかな。
 ビニールシートだらけで、私の好きな100円、300円の本は見ることもできなかった。
 でも雨が上がってシートが外されるかもわからないので、うろうろする。
 雨が止まないので、一冊買えればいい、と考えて、テント内をさがす。
 渡辺一夫『随筆 たそがれの歌』、彌生書房、があった。駒井哲郎の装幀だが、ぼくが持っているのは、新書サイズのカバー織り込みのもの。今日見つけたのは、新書サイズは同じだがハードカバーだった。駒井哲郎の樹が見事だなので買っておく。600円。帰って奥付を見ると、初版がソフトカバー、2刷がハードカバーになっている。
 いつまで待っても雨は降り続いている。仕方なく四天王寺を出るが、自分が外に出てみると、今度は止まなくていいよ、という気持ちになる(正直)。一色文庫に寄る。ここは何かしら買えます。長谷川敬『青の儀式』1977年、湯川書房、300円。孔雀のマークもいいな。
 古山高麗雄『片乞い紀行』、中公文庫、100円。
 中井英夫『金と泥の日々』1984年、大和書房、300円。
 近くの中華料理屋で酢豚を食べて天神橋筋商店街へ。
 天牛書店。ここも何かしら買えます。
 横山やすし『まいど!横山です』、徳間文庫、50円。
 生島遼一『フランス小説』、昭和26年、創元社、手帖通信2が挟み込まれ、植草甚一が「映画の本」という文章を書いている。100円。
 「文庫クセジュ」の、ピエール・ドンメルグ『今日のアメリカ作家たち』、100円。
 店内で、朔太郎の『月に吠える』の復刻を買う。
 梅田の東通り商店街まで歩き、末広書店に寄るが何も買えず、ジャズの専門店「ミムラ」に行く。
 予約していた、ズート・シムズ「ライブインジャパン1977」を取りにきたのだ。限定999枚。
 『Sanpo magazine』の西川さんとここで待ち合わせ、「アラビク」まで歩き、いろいろ打ち合わせる。