古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

カッパブックス

 中村真一郎の『小説入門』は、カッパブックスの一冊で、カバーデザインは宇野亜喜良、本文イラストは伊坂芳太良中村真一郎の小説は苦手だが、評論エッセイはときどき読む。このカッパブックスを読んでいて、カッパブックスのよさをあらためて感じた。造本もしっかりしていて気持ちよい。やっぱりカッパブックスはいいなあ、と感じ入っていたが、急に、ブックオフカッパブックスを買いにいきたくなる。残念ながら、欲しいカッパブックスは無かったけど、三代目三遊亭金馬の『江戸前つり師』と、ちくま日本文学全集の『江戸川乱歩』を買えた。
 カッパブックスも昭和30年代のものがいいみたいだ。