古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

 「そうか、そうか、、そうくるか」
 今日も雨です。
 デコさんもツイッターはじめたようですね。
 まわりにたくさんつぶやく人がいて楽しいですね。
 「つぶやく」で思い出しましたが、
 金子彰子さんの詩「撃たれて死ぬ運命を」がラジオで朗読されるそうです。
 これはぜひ聴きたいです。さっぽろ村ラジオの「デイライト、ストリート」、明日13時30分ぐらいの放送だそうです。
 こんな詩です。いいですね、やっぱり。

   「撃たれて死ぬ運命を」


遠山は手を結び
世界を閉ざしていたはずだが
引き留める木々もなく
逼迫すれば
祖先の頃より
出ていかなくてはならない

コーヒーに
気をとられて
何万ものページは閉じられた


撃たれて死ぬ運命を
つくりだしたのは自らだろうか
幼き日が
その人にもあり
射抜かれて命を落とすことが
未来にあると
気づいていただろうか

伝え聞いたことは
もう
いつのことだか分からない小さい囲みは薄れゆく

そんな夕べに考える
私たちは
みせしめを受けるために
貧しくあるのだろうか