古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

昨日は、海ねこさんと、キャラメルママ、ディランセカンドに行き、飲みました。
キャラメルママの若いバイトさんは、シナリオライター志望だという。それならまず善行堂へ、と言ってしまう。ユーミンのいい曲かかってた。片岸さんの横に座って、いろいろ話す。私もはやく古書組合に入って東京に仕入れにいきたいなあ。安い本ばっかり買ってしまうだろうなあ。好きな古本屋さんがいっぱいあるので話せるだけでもうれしい。海ねこさんもとても感じのいい女性でした。しーちゃんが入っているか確かめてディランセカンドに向かう。しーちゃんに会えて、海ねこさん、感激してた。みなさんにも、この岡崎兄弟を見てもらいたいなあ。しーちゃんは、酔うと必ず「山本くんが来たら、やっぱり泉谷しげるをかけんとな」という。ぼくは泉谷に興味もったことないけどなあ。「陽水もかけんとな」とも。
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「かわじもとたか」さんから、『序文検索』をいただきました。
「古書目録にみた〜」シリーズの第4弾。
まず「序文あれこれ」を読んだが、面白いなあ、これ。永田耕衣の始めての序文だとか、日夏耿之介の序文をまとめた本だとか、澁澤龍彦の序文について、など。このシリーズ、他のも、面白そうだ。
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今日も、2箱、本が届く予定です。本の整理を考えているみなさん、善行堂へお譲りください。どんどん買っています。
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金子彰子さんから、手作り詩集『裸足』が届く。
写真も入り大判の詩集です。『真昼のレモン』より少し大きいです。
やっぱりいいですね金子さんの詩。

    冬至

きまりごとのみ
後生大事と
抱えていたければ
ずっと一人で
生きていけばよい
てのひらには様々の温度があり
重ねるたびに
虹彩
じっと眺める
そのあたたかさ
その不思議に
たまに気づいては
あゆみを止める
行く手を教えていてくれた凍てついた木立も
太陽の露を宿して
ただあかるく
もう今日は
もう車を待たない
特別な一日としよう

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本が二箱届きました。中から中公文庫がたくさん出て来ましたよ。
頼まれていた本も入っていたのでよかった。
やっぱり中公文庫いいですね。