古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

昨日、ガケの山下くんが来てくれる。
これからのことなど話す。
いろいろ助け合っていけるのがいい。
やりたいことを聞くのも刺激になる。
棚もじっくり見てくれた。
久生十蘭などお買い上げ。
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本日もしっかり仕事します。
12時から20時まで。
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昨日は、近所の人に永田耕衣などまとめて買っていただいた。
節分やから買っとこか、と。
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岡崎のブログで知り、金子彰子さんの新しい詩を読む。
金子さんらしい素晴らしい詩だと思う。
さらにさらに良くなっていくのだとも思う。
うれしいですね。
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街道筋   金子彰子


その土地は
嫁入りには小銭を撒くと聞いた
青白い
学校の友だちが生まれた
空の狭い町


本陣があった
ところに
小学校がある
雪の校庭には
犬の足跡ばかり


ここは
もののはためく音が
いつまでも、いつまでも
聞こえている


あるものより
ないものの多さを
なぜ
数えてしまうのだろう
一軒きりの店には
電池がなかった
代わりに傘を買い
立札を拾い読む


人が行き交った
痕を探して
吹雪の中で
スケッチを
始めた人たち
「思うようには描けないのよ、いつもいつも」


山からの雪雲につつまれ
普段を取り落としたら
石畳しか
見えなくなった

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風呂読は、小林秀雄『考えるヒント3』(文春文庫)。
階段に置いてあったのを持って入ったら、昔読んだ本だった。
何冊も買ってるのでどれが読んだものなのか分からなくなっている。
赤線やボールペンで線が引いてあって、興味深い。
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西村さんが帰りに寄ってくれて話を聞いたが、
長岡天神の古本まつり、たくさんの人だったらしい。
よかったよかった。
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東京から、私と同い年の女性、ご来店。
今日は少し忙しくあまり話せなかったのが残念。
外国にしばらく行くとのことだったが、
もっと詳しく聞きたかった。
同い年なので、そういうことで、刺激を受けますね。
まだまだいろいろとやれますよね。
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天牛ファンのかた、ご来店。
2、3ヶ月に一度、自転車で来てくださる。
1時間ぐらいかかるらしい。
この人といろいろおしゃべりするのも楽しい。
まとめてどっさり買っていただく。
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浅田さん、ご来店。
今日の買い取りの本から、選んで買ってくれる。
長岡天神は行けなかったらしい。
ゆっくり話せなかった。
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Oさん、ぶらっとご来店。
探してた文庫があったと喜んでもらえる。
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買い取りの本を持って来てくださる。
ときどき来てくださるお客さんだった。
良い本があったのでうれしい。
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津川さん、ご主人といっしょに来てくださる。
句集『はじまりの樹』が増刷され、また善行堂に並びます。
良い句集なので、たくさんの人に読んでいただきたいです。
ご主人ともお話しできた。
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滋賀からきた女性、入ってきて、
この店の名前はなんですか、と聞いてくれる。
いい店ですね、なんだかゆっくりできますね、魅力ある店ですね、
と言ってくれる。うれしくなって、そうでしょう、そうでしょう、と立ち上がって話す。
また来てくれるでしょうか。
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西村さんは、長岡天神で疲れているのに、寄ってくれる。
いつもいつもありがたいなあ、と思う。
片付けも手伝ってもらい、そのこともありがたい。
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次の「WAY OUT WEST」の原稿のことを考える。
この原稿を書くのが今楽しい。
次はどの本にしようかな。
鍵谷幸信のことはもう書いたかな。