古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

 今日も雨か。
 朝から、サンポマガジン別冊の原稿を少し書く。
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 信用金庫の若い男性が、近所を回ってるのだと、挨拶にきた。
 何とか本を買ってもらおうとしゃべりまくるが、こういう人たちは、
 仕事中だということもあるのか、なかなか買うような気配を見せない。
 宅急便の人とか郵便配達の人とかが思わず買ってしまい、外へ出て反省する、
 そうなれば面白いなあ。
 最近よく来てくれる青年がいて、なかなか凄い本を買っていく。
 作者を知らないといいながら、そのカンが凄いのだ。その場で読んで見分けているようだ。
 『決闘写真論』を見せると、その写真を見て笑っていた。
 そのとき、私はバド・パウエルの演奏を聴くとよく笑ってしまうのだが、それといっしょだと思った。
 買ってくれた本はもういちど買い戻して並べたい本ばかりで、今ネットで調べてみたが、やはり安くない。
 おそろしい青年がいるもんだ。
 書肆紅屋さんから、電話あり、いろいろ話す。いい話だったので喜ぶ。それは応援しますよ。楽しみがまたひとつ。