古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

 夜、たこ焼きを食べ過ぎて、今まで寝込んでました。まだむかついています。
 今日も忙しかったですね。連休ですからね、今日ヒマなら困ります。
 開店早々、昨日三重から来て下さった鈴木さんから、ある本の取り置きの電話がありました。やっぱり欲しくなったと。遠いのにまた来て下さるというのがうれしいですね。本の魅力ですよ。一冊の本の魅力を感じとれる人がいるので、うれしくなりました。こういう人が補修する本は、つくり出す本は、きっと素敵だと思います。
 読み終わった本をかばんに詰めて、持って来てくれました。ときどき寄ってくれる若い学生さんです。いい本でした。さっそく読み始めた本もありました。読みたいと思っていた、まさにその本がありました。
 今日はうれしいことが一杯でした。望月さんが奥さんといっしょに来てくださいました。古本者はつい本を買い過ぎて家のなかで肩身が狭いのですが、こうして一緒に来ていただけると安心しますね。
 横浜からも来ていただきました。去年の12月にも来ていただいた方で、大阪にも行かれるというので、湯川書房展のことを話しました。とても優しそうな方です。5月にまた寄ってくださると聞いてうれしかったですねえ。ほんとにありがたいことですよ。
 野崎泉さんもご来店。同じ雑誌に書いたことも多く、名前は知っていましたがお会いするのははじめてかも知れません。スムースのアンケートにも協力してもらいました。晶文社の本を買ってくれました。
 中原くんもよく古本屋さんをまわっている。中原くんも古本のことを書いてほしい人です。今日は木山捷平山田稔を買ってくれました。中原くんが見て買いたい本がいっぱいある棚、そんな本棚にしておきたいですねえ。
 芸術新潮がよく売れます。200冊ぐらいあったのが、半分以上売れたのではないでしょうか。数が多かったので売れるか心配でしたがよく売れています。そういえば、聖智文庫さんは、この芸術新潮の話をしたとき、「絶対売れますよ芸術新潮は」と言ってました。さすが大先輩ですね。
 津野さんも遠い所、善行堂に来ていただきました。親戚のかたが善行堂の近くに住んでおられるそうで、京都のあちこちを歩いたということでした。メールで金子さんの詩集を注文してくださったかたでもあり、これからもおつき合いしたいかたです。