古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

休みの日

 何から書けばいいのか。
ブックファースト「古本ソムリエの本棚」のフリーペーパー、No.2、もう並んでいるはずです。
カラーバージョンは15部です。品切れ文庫は200冊近く売れてるそうです。まだ今月末までありますのでよろしくお願いします。
ぼくも文庫が大好きなので、まだまだ家にあります。
今日は雨が降っていたが我慢出来なかった。
家でごろごろしようか、とも思ったが、それでは楽しくない。
何か楽しいことはないかいな、と考えてみると、ありました楽しいことが、そうです「古本屋めぐり」です。
金箔書房など4軒ほど、まわってきました。
古本まつりでもないのに、56冊も買ってしまいました。
これぐらい買うとホント楽しいです。
普段あまりまわれなくなったこともあるが、無理して買った本はなかった。
いい本がたくさんあったので驚きました。
例えば、
俳句雑誌「あるふぁ」。寺山修司坪内稔典との対談もある、寺山修司特集号。
生誕80年記念「谷内六郎の世界」。
寺山修司『時には母のない子のように』、フォアレディズ。
中村彝『藝術の無限感』、昭和3年3刷、岩波。
初版との違いは、誤植の訂正と、口絵。口絵は一枚を省き、8枚加えたという。
この『藝術の無限感』は四季社版とか、確か中央公論社も出していた。
ここまで書いて、もしかすると持ってたかな、と。
野呂邦暢『失われた兵士たち』
阪田寛夫『わが町』。
戸川昌士『猟盤日記』。
結城信一『石榴抄』。
室生朝子『鯛の鯛』。
林語堂『ユーモア随筆集 東西の国民性』。
などなど。