古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

蒸し暑い

けど、店、開けます。今日はどんな本が売れて行くんだろう。気に入ってる本で売れたのは、きっとまた見つけようと思う。初山滋の挿絵が入った宮沢賢治は好きな本だったが、知らないうちに棚に並んでいた。値段が入っていたのが不思議なくらいだ。持った感じも開いた感触も見事な一冊だった。見つけて買った人の眼力を讃えよう。
今日は取材が入っている。今までは取材する側だったが、される側も面白い。何でもしますよ。
猪花さんから頼まれていた、スムース8号、パリ本の魅力、見つかりました。置いておきますので。
今日はスムースが少し見つかったので持って行きます。いろいろ探しているのでもっと出てくると思います。
創刊号がごそっと出てきたら、喜んでもらえるだろうなあ、なんて考えています。
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今日もたくさん来てくださった。
取材も受けて、よい一日だった。
それにしてもこの日記を読んで下さってる人が多いのに驚く。
ありがたいことだ。その人たちが来てくれて、いろいろ話しかけてくれるのもうれしいことだ。
昨日の三人組(林さんMさん聖智さん)は、喫茶店で「善行堂」の未来について語ってくれたらしい。
どうりでくしゃみが(これほんと)。
だれがどんなこと言ったのかだいたいわかるなあ。
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自分の店に自分の本を置くのは、ちょっと恥ずかしいが、思い切って棚に混ぜておく。
取材もあったので持って行ったのだ。
するとフェアレディZが店の前に止まり、きれいな女の人がご主人と降りてきて、
ぱっと『関西赤貧古本道』を買ってくれたのだ(これほんと)。
こんな素晴らしいことってあるんだな。
持って行ったスムースも大方売れました。他の号も探してるというお客さんもいて、
また家のなか、探してみますね。
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ブックファーストも好調だと連絡が入りました。
半分近く売れて(150冊弱)、フリーペーパーもたくさん持って帰ってくれてるらしい。
これはどんなに忙しくても追加しなきゃね。次の火曜日にたっぷりと追加します。
フリーペーパーも2号をつくろうかな。
今日『関西赤貧古本道』が売れたので、気合いが入って、困った。
こころがはしゃぐのだ。それが今も続いている。自分の本が売れるとホント嬉しいものなんだ。
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家の大きな本箱は店に持って行ったので、ちいさな本箱があるだけになった。
おそらく300から500冊ぐらい入るだろうか。とりあえず、置いておく本を詰めている。
例えば、『昔日の客』などは、まだちょっと手放せない。この本は結構高かった。
6000円ぐらいしたのではなかったか。欲しくなると我慢できない。
みんな均一で買ったと思っている人がいるが、それは無理でしょう。そうだとすごいのですが。
正直言うと、高い本も買ってます。目録やネットで欲しい本を見つけると、酒でも飲んでると、えいっと
買ってしまいます。まだまだ修業が足りないということでしょうか。
上林暁をまとめて買ったときも、まとまったお金が必要になり、ドストエフスキー全集とトルストイ全集を
田村書店に買ってもらったということもありましたねえ。色々思い出します。
最近では、石神井さんの目録で、リンゲルナッツ『運河の岸辺』を買いましたが、ぼくにしたら、ちょっと
した買い物でした。でも買えてよかったです。今まで、安く買った本の話はたくさん書いて来ましたが、
これからは、高価な本の話も書いていきたいと思います。