昨日、北海道の土合さんから、「八木義徳書誌」と図録「文学の鬼を志望す 八木義徳」を送って頂いた。
これはどちらもすばらしい出来映え。いっとき、時を忘れてページをめくった。それにしてもこのエネルギーがすごい。
八木義徳さんも土合弘光さんという研究者を得て幸せな文学者だと思う。私も、新発見とはいかないまでも、何かお手伝いできるかもしれない。八木義徳でわからないことがあれば土合さんに聞けるし、八木義徳の文章をみつけたらお知らせしよう。「ブラケット」5号と「ARE」4号に八木義徳についての記述があったらしいのだが、忘れてしまっている。雑誌自体もどこにあるのやら。「ARE」4号は確か文庫特集だった。
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最近買った本を書いていないがもちろん毎日買っている。
武者小路実篤『彼の結婚と其後』、大正11年、新潮社、は、手に持ったまま、読むかなあと思い迷っていたが、ページをめくると、紙魚が押し花のようになっていたので、買うことに決める。カバーは何の飾りも無いものだがすっきりとしたもの。電車のなかでカバーを外すと、表紙は岸田劉生の麗子像だった。これがすばらしく見とれてしまう。岸田劉生の絵も好きだ。これだけの本が100円で買えるのだから古本めぐりはやめられないぞ。80才ぐらいまでは現役でばりばり本を買いたい。
大佛次郎の『おぼろ駕篭』は、昭和26年中央公論社。読むかなあと思い迷っていたが、小穴隆一の装幀、岩田専太郎の挿絵がよかったので買っておく。鞍馬天狗もあって迷ったが棚に残しておく。よくばらずに買う、これが大切。
土師清二『あばれ熨斗』も買う。これだけの本が100円で買えるのだから古本めぐりはやめられないぞ。
昨日は、
中谷治宇二郎『考古学研究への旅ーパリの手記ー』1985年、六興出版。こんな本が出ていたのか知らなかった。治宇二郎は、中谷宇吉郎の弟。
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今日は金箔へ。
その前に三条ブックオフ、
田村隆一『ぼくのピクニック』、朝日文庫と、
春日井健『歌集未成年』、短歌新聞社文庫。
金箔で。
有島武郎遺稿集『愛する人々へ』、大正15年、改造社、500円。
長與善郎『生活覚え書』、400円は、富本憲吉の装幀がとてもいい。
ジイド『十三本目の木』は堀口大學訳、200円。