古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

坪内稔典さんとカバに会いに行く

zenkoh2009-02-12

 12時、細見美術館地下のレストラン、「カフェ・キューブ」でランチを食べながら坪内稔典さんに話をうかがった。
 最初、自己紹介を兼ねて『関西赤貧古本道』を差し出すと、
 「あっ、山本さんでしたか、この本、買って読みましたよ」
 うれしかった。好きな人なのでとくにうれしかった。
 どんなことを話したのか、それは4月発売の京都本に載る予定です。
 獺祭書房の話も出ました。今度行ってみよう。稔典さんのお知り合いだとか。
 『新・文學入門』をお渡しする。読んで頂ければ幸せ。
 『カバに会う』に句入りサインをいただいた。
 そのあと、動物園に入り、普通は入れない河馬舍の奥に入れてもらいすぐ近くでカバを見た。触った。
 今日は一日いい気持ちだった。にこにこしてたと思う。
 電車のなかで、「サンマガ」を読む。
 考えてみると、全部読む雑誌、ミニコミって少ない。
 知り合いの文章から味わおう。と思ったら、大竹昭子も書いていた。
 decoさんは、蜂飼耳のことを。散文詩のような味わい。このページがあってよかった。
 みなみさんは、神戸のジャズ喫茶のことを。ジャズ喫茶でいろいろ本を読む、いいですねえ。
 発行人、西川さんのイラストがたくさん入っているのも魅力だなあ。
 エレファントファクトリーコーヒーの紹介文もいい。
 この「サンマガ」の創刊号、60冊以上売れた書店があったと聞いたが、2号はもっと売れるのじゃないか。
 書肆アラビクの森内さんの大阪ブックカフェ巡りも楽しい。アラビクにも行きたくなる。今度、岡崎武志を連れて行こう。
 二人で大阪の町を歩く、というのも今度の対談集に入れようか。東西ブックカフェ対決なんて、いいかも。これは負けられない戦いになるな。
 森内さんの紹介しているブックカフェにも行ってみたい。ブックカフェlowにも又行きたいし。
 いやあ、ほんと、この雑誌持てば、どんどん、アンテナが、回転する。
 子子子ちゃんの絵ハンコ個展のことも載っている。ジャズの専門店ミムラの三村さんにも会いたくなる。
 うーん、大阪へ、ということか。辛いことだらけで、下を向いて歩くことが多い日々だけど、いいこともあるな、生きていれば。