古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

『Sanpo magazine』2号

zenkoh2009-02-11

 『Sanpo magazine』2号。いやはや、これは凄いミニコミになってきたぞ。ミシシッピさんの表紙もすばらしい。
 まず自分の文章を読む。ぼくは自分の文章を繰り返し読むという、いやらしいタイプです。
 シダー・ウォルトンの『シダー!』を聴きながら、「ジャズ・アット・ランダム」を読む。
 今、ほんとに好きなことについて書けたのだから、よかった。ジャズについてはもっといろいろ書きたい。
 古本特集では、京都の古本屋さんを、松田青子さんといっしょに、あれこれいいながら、回りました。
 ふだんは、ぶつぶつ独り言をもらしながら、さびしく回っているので、楽しくまわることができました。編集の西川さん、松田さん、なかなかいい本を見つけるのでびっくりしました。
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 今日から、出町柳近くのトランスポップギャラリーで「うらたじゅん個展」が始まった。
 古本はひと休み。
 いい絵が並んでいた。こうしてまとめて見るとうらたさんの世界がはっきりあって、その世界が気持ちよかった。「虚無思想研究」の久保田一さんにお会いして、いろいろ話をした。焼酎まで飲ましてもらいました。酔っぱらって見る、うらたじゅんの世界もまたよかった。もういちど見に行こうと思っている。
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 聖智文庫さんから、古書目録「ぶらりしょうち」が届く。カラーの図版が美しく、どうだろう、一時間ほど眺めていただろうか。
 あたりまえのように、いい本にはきっちりいい値がついている。今どんな本が人気あるのかもよくわかる。若い古本好きの方もこういう目録でじっくり勉強するといいだろう。若くはないけれど私も勉強になりました。この目録自体にも、ときが経てば、きっと古書値が付くのでしょう。