ジャズを聴きまくる。
いろいろ聴いたが、結局、「ジ・アメイジング・バド・パウエル」に。
いったいどうしたのだろう。
『移動祝祭日』を読み終えその余韻を楽しみながらごろっと寝転んでいた。ジャズはずっと激しく流れている。
しばらくそのまま聴いていてふと横の積んである本をみると、生島遼一の『春夏秋冬』が底の方で苦しそうだった。
取り出して読み出すと、最初の一文が、
ーーー文学文学といって一生をすごしたことになる。ーーーー
いいなあ。
横光利一のことや、本棚のことなど読んでいると、今日も家でゆっくりしようと思っていたのだが、やっぱり古本屋に行きたくなった。
また寒くなりやがった、などと独り言をいいながら自転車をこぐ。
水明洞で。
夏目漱石『切抜帖より』、明治44年、初版、春陽堂、小型本。
傷んでいるがそんなの平気。
表紙が無かったとしても買っていただろう。
ブックオフにも寄って、
図録『バルチュス展』。バルチュスも好きな画家。
帰り、たこ焼きを買う。
8個600円。比べたらあかん比べたらと独り言をいいながら自転車こいだ。
明治44年の漱石本とたこ焼き一個、比べたらあかん。