古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

家を出て鍵をしめようとした時今日は家にいようと思った。

 午前中、小学4年生、個人授業。徐々に出来るようになってきた。
 今日は家にいることにし、アート・ファーマーの「アーリー・アート」を聴きながら(久々のソニーロリンズ)、小沼丹の『福寿草』を読んでいたのだが、知らないうちに寝てしまっていた。2時間ぐらい寝た。
 アーチストハウスのアート・ペッパーをかけて、本もヘミングウェイ『移動祝祭日』にする。読み始めてからなぜかこの本を原書で読みたいと思うようになった。
 夜になって、やっぱり古本屋さんに行っとけばよかったなあと思う。今日買った本が近くにないのがさびしい。そのぶん本は読めたけどもの足らない気持ち。
 坪内稔典さんの本も読む。もうすぐ取材でインタビューができそうなのだ。
 会いたかった人なのでうれしいが、やはり柄にも無く緊張する。宍戸さんのときも湯川さんのときもそうだった。
 ありきたりな質問ばっかりのよくあるインタビューにはしたくないので、今まで読んできたものももう一度読み返したりしている。
 やっぱりカバの話になるだろう。あんぱん持って動物園にも行っておこうか。