古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

昨日の古本

zenkoh2009-01-28

 エリス・ラーキンスの『パフューム・アンド・レイン』を聴きながら。
 私ぐらい、「ふるほん」とパソコンに打ち込んでいる者いないと思うのに変換すると、いつも「降る本」となる。
 昨日は夜いろいろあって書けなかった。
 昨日のコースは、三条ブックオフ、金箔書房、寝屋川ブックオフ、京橋ブックオフ
 京橋のブックオフはどうしたんだろう、あまり棚が動かないし、これからを期待したいが、只今のところ低調である。
 とにかく、もう家に本が置けない状態が続いている。3月に「外市」に200冊ぐらい出すのと、名古屋でのイベントもあるので、がんばって買っているが、それでももう限界だ。古本屋も出来るような部屋を探しているが、安くて、いいところはなかなか見つからない。
 古本屋さんを回れば、いい本に出会えるので、楽しくて仕方ないが、置き場所のことが引っかかる。売るしかないか。
 本橋成一写真録『ふたりの画家』、1987年、晶文社
 晶文社の写真集でほしいのは、中平卓馬『新たなる凝視』。
 トーン・テレへン『だれも死なない』、金子國義の絵。
 オランダ児童文学の金字塔、と帯にあった。
 モーパッサン『水の上』、岩波文庫。吉江喬松の旧訳を教え子の桜井成夫が新訳。ふたりの名前が並ぶ。そのあたりの事情を山内義雄が記す。いいなあ。
 モーパッサンは、乱読してたとき、メリメ、バルザックなどと共によく読んだ作家だ。この『水の上』は、晩年の作品で、旅行記。水の上でモーパッサン晩年の心境が語られる。
 イメージはあるが当時読んだか憶えていない。
 ジャズを、クリフォード・ブラウン・オール・スターズ「ジャム・セッション」に変える。ヴォリュームを上げる。
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今日28日のこと

 ローランド・カーク「カーク・イン・コペンハーゲン」を聴きながら。
 なんやかんやいいながら今日も本を買ってしまった。
 水明洞で林さんとばったり。
 店頭でいろいろ話す。
 (3月の名古屋大イベントのこと、佐野繁次郎本のこと(西村くんのスゴイ熱意)、謎の人物神保町オタオタ日記のこと、ちくま表紙のこと、スピンのこと、編集工房ノアのこと、北村くんの原稿のこと、サンポマガジンのことなど)
 水明洞で買った本は、
 今東光『東光金蘭帖』、吉田健一『続酒に呑まれた頭』、森田たま『きものおぼえ書』、西条八十『童謡全集』復刻、小島政二郎『明治の人間』裸本。