古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

バベルの図書館

 林哲夫さんに佐野繁次郎エッセイをコピーして送り、井上書店に入る。
 「あーす書房」は最近ずっと閉まっている。
 吉岡も覗いてからブックオフ三条店へ。
 中野美代子訳、蒲松齢『聊斎志異』、200円。
 ボルへスが選んだバベルの図書館シリーズ。たて長変形。
 京橋のブックオフで、
 柴田元幸の小説集『バレンタイン』、新書館、105円。
 ヴァンガードでコーヒーを飲みたかったが、時間きれ。
 山口昌男『本の狩人』書評のゲラが届く。
 この本の註がすばらしいこと、字数の関係で書けなかったのが残念だ。
 実際、右文書院の仕事だろうが、関連図書や山口さんの著作への目配りも注意深くて、本から本へとつながっている。書影の入れ方にもひと工夫があって楽しい本になっている。