古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

2008年東京遠征の思い出

 ハードではあったが楽しい2日間だった。ブログを読んでくれている人が多くて、それもうれしかった。
 だから、できるだけ思い出して書いてみたい。でも最近、とたんに忘れている、といった感じなのでどうなるかわからない。
 5日、ゆっくりでいいと言われたけど、ちょっとでも早く行くと移動の間古本屋を覗けるかも、と思い、7時42分の「のぞみ」に乗る。
 車内で寝ようと思っていたが、やはり三省堂でのトークのことが気になって、『新・文學入門』を読み返したりする。
 海文堂では自分の言いたいことの半分も言えなかった。慣れないことではあるがそれでは情けない。
 でもほとんど打ち合わせなしに話すのだから大変なんだ。
 あっと言う間に名古屋、いつもなら弁当食べてビール飲んでいい気持ちになるのだが、今回はずっと考え事で時間が過ぎた。
 10時ごろに東京駅に着き、山手線で有楽町へ行こうと電車に乗るとアナウンスがあって、車内に病人が出たみたいで発車が遅れていると。みんな向かいの電車に乗りかえている。
 向かいのに乗れば反対に回るので注意してあげようと思ったがこれはたぶんぼくが間違っているので、ただ自分は乗り換えず、じっと我慢して待つ。
 有楽町で工作舎に電話して月島まで迎えに来てもらう。
 工作舎が入っているのは、大きな倉庫みたいだった。
 岡崎がもうせっせとサインをしている。イラストを入れているので時間がかかるのだ。どうだろう150冊はしたのではないか。
 ひとの職場を見るのは好きだ。机が並び資料が並び出版社なので本も並ぶ。とても働きやすそう。
 弁当を用意してもらい、三省堂へ急ぐ。コミガレで5分ぐらい時間がとれるかもと石原さん。最初は、ぼくと岡崎のことを考えてくれてのことだと思ったが。一番行きたいのは石原さんだとコミガレに着いたときわかった。この編集者もまた完全に古本病にかかっている。治療法なし。翌日の古本ツアーでも、棚に伸びる手の速さに驚いた。きっと家で練習している。
 ぼくの方は正直、トークのことが気になって古本どころではない。緊張するとかあがる、とかは無いのだけど、それが無いのにうまく話せないのが問題なのだ。
 三省堂に着くと、彷書月刊の田村さんが。来てくださるとは思ってなかったので驚く。そして黒岩比佐子さんと初めてお会いする。岡崎からステキな方だと聞いていたので、ずっと会いたいと思っていた。岡崎の言うとおり、笑顔のかわいい女性だったなあ。ファンになった。トークのときも、最初に笑って頂き、応援してくれてるんだ、と思った。
 控え室でいろんな方と名刺交換。産經新聞の取材の方も。生田さんも来てくれる。
 トークの方はきっと紅屋さんhttp://d.hatena.ne.jp/beniya/が書いてくれるはず。
 三省堂フェアでは、大塚さんに、本当にお世話になった。目立つように写真も飾ってもらいました。その横に二人立ち記念撮影もしました。終わってから、大塚さんをあいだにはさんで写真とりました。これを我々は、「古本サンド」と名付けました。
 一休みして、東京堂へ。畠中さんに挨拶。そしてサインする。これが売れてくれれば来週もベスト10に入れるかも。
 畠中さんに今度出るミニコミ雑誌の『Sanpo magazine』の話をする。東京での販売は畠中さんに任そう。
 週刊ベストセラー2位記念に、ウインドウ前で写真とる。
 コクテイル近くの、台湾家庭料理店で、夕食。うまかったなあ。生ビール一本。
 コクテイルでのことはきっと紅屋さんhttp://d.hatena.ne.jp/beniya/が書いてくれるはず。
 カラオケのことはきっと紅屋さんhttp://d.hatena.ne.jp/beniya/が書いてくれるはず。(なんやみんな人任せか)