10時ジャスト、100円均一台の前、スタートラインに立てたことを古本の神様に感謝する。しかし前列に入りにくいほどの人が集まっているのはどうしようもない。どうぞどうぞ、と入れてくれない。
このライバルたちを相手に一時間ぐらい戦ったか。もっと長い時間かも。
30冊ぐらい抱えながら回るが、その場を離れて吟味すると、手に残ったのは3、4冊になってしまった。軽くなったので、もう一度元気だして見て回る。こんな本が100円でいいのか、というのがありました。その本のことは、明日書きます。もう今日はヘトヘトです。
100円均一台で買った本。
壺井繁治『現代詩の流域』、裸本。
山室静『文学と倫理の境で』(宝文館)。
近松秋江『黒髪』福武文芸選書。
光田文雄『南の海』、赤塚書房。
『トルストイ日記』、大正8年再版、博文館、石川喜三郎訳。
武野藤介『随筆女百話』、ハッピー新書。
コンラッド『あははのアンナ』岡倉由三郎訳、大正15年研究社。
永瀬義郎『放浪貴族』
大岡昇平『文学的ソヴィエト紀行』
岩田宏『雷雨をやりすごす』
ソログーブ『死の勝利』、大正3年、パンテオン叢書。
鍋井克之『風景画を描く人へ』、大正15年、表紙はずれ本。
阿部昭『エッセーの楽しみ』
三島由紀夫『続不道徳教育講座』
藤沢桓夫、田村孝之介『大阪』、奥付なし。
叢書文化の現在『書物ー世界の隠喩』
さて、古本検定です。
この中にとても珍しい本が2冊ありますが、どれでしょう。10級ぐらいでしょうか。
他の店で、
松尾邦之助『巴里物語』、1960年、論争社。
夏目漱石『彼岸過迄四篇』縮刷本。
徳田秋声『縮図』は、安西水丸の装幀がかわいいので、つい。