古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

スマートで珈琲

zenkoh2008-04-23

 昨日買った古本のなかの一冊。
 庄野英二詩画集『胡蝶蘭』1986年、編集工房ノア、100円だった。

 今日は13時に黒猫堂前で、台湾から一時帰国中のOさんと待ち合わせる。
 「スマート」に入り、一時間ちょっと、おしゃべりする。
 Oさんは、台湾で古書店を立ち上げようとしている人物。まずは、ネットで始めるという。台湾のことや本のこと、黒猫堂の高橋さんのことなど、いろいろ話した。途中、丁度持っていた、池田満寿夫の『ハーフ・プライバシー』(旺文社文庫)と、ヴェルレーヌ、詩画集『女と男』(角川文庫)、澁澤龍彦訳、池田満寿夫画を自慢げに見せてしまった。そのとき二階から降りてきたのが、湯川成一さんだったので驚いた。また湯川書房にいこう。
 別れてから、ジュンク堂に寄って新刊を見て回る。新しい本の流れを感じとる。新書一冊と問題集たくさん買う。今キャンペーン中で、買った金額によって、いろんなプレゼントがある。これもうれしい。店内をうろうろしながら、ああ、澤山くんがいてくれたらなあ、と思う。もうすぐ本が出るというのに。きっと応援してくれただろうに(そんな甘くはないか)。
 ブックオフで、河出のグリーン版日本文学全集の「大江健三郎」の巻を買う。巻末に伊丹十三の「作家の横顔」。なぜ買ったのかは、話が長くなるので省略。
 電車の中ではゲラチェック。なんだか、チェックばっかりしている今日この頃です。