古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

昨日のことと今日のこと

zenkoh2008-03-27

 昨日のこと、エルマガの「本棚通信」ページをコピーするため家を出たのは2時ごろだったか。
 それまでジャズを聴きながらの初稿チェック、調べもの、本探し、などで時間過ぎた。
 エルマガの「本棚通信」は最初からコピーしている。これをみれば、関西の書店情報や本情報イベント情報がよくわかる。ぼくは2号からコラム「天声善語」を書いているので、悪趣味かも知れないが、自分の文章をときどき読み直したりもしている。そのときそのときの自分の関心ごとがわかるのも面白い。
 ぶんこ堂は休みなので、水明洞に行くかもと思いながら、今出川通りを歩く。ぶらっと散歩して思いのままに歩き回るのが好きなのだ。行くところは大体決まっているが、散歩のあいだに気持ちが変わったりするのもまた面白い。
 「あーす書房」の店頭に、まとめて「太陽」のバックナンバーがあった。いい号ないかとのぞきこんでいると、
「ソムリエさんですか」とまじめそうな学生(あとで聞くと近くに住む学生だとわかった)。
「握手してください」と言われたので、握手して古本パワーをおくる。最近塾の生徒と合格祝いの握手をしているので、幸運も運んだのではないか。ぼくのこの日記も読んでくれてるのもうれしかった。また声をかけてほしい。
 本を読んで、読む楽しさを知って、深く本と関われば、これはいろんな支えにもなってくれる。古本屋さんに若い人も、もっと通ってほしいと思っている。
 吉岡書店やコミックショック、ブックオフにも寄り、コピーも済ませた。
 買ったのは、文庫一冊。
 和田誠『銀座界隈ドキドキの日々』。100円で見つけると買っているので、いったいぼくは何冊持っているのだろう。

今日のこと。
 どうしたんだろう。せっかくの休みなのに、古本屋に行く気にならない。
 家で、ローランド・カークデニー・ザイトリンなど聴く。久しぶりに、LPを聴いたりもして、やっぱりレコードの方がいいように思った。
 古本とジャズの店を出したいと思うのは、本がもう家には置けないぐらいの量になってきたのと、ジャズを大きな音で聴きたいという理由から。
 そんなことを考えながら、せっせと、初稿ゲラの校正もする。