古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

サンリオSF文庫

zenkoh2008-01-24

 「ユタ・ヒップウイズズート・シムズ」を聴きながら、ウイスキーを飲む。「コートにすみれを」いい曲だ。ぼくは、バラードでもガンガン演奏するのが好きなのだが、ユタヒップはソフトすぎるか。もっといけもっといけ、と叫びながら聴く。
 「ちょうちょぼっこ」小冊子原稿の校正が北村くんから届く。ぼくは、「小説のなかの古本たち」という題で、正宗白鳥の小説に出てくる不気味な本について書いた。50000部ぐらいつくって配ってほしい。
 木曜日、雪のなか、鞍馬口の古本100円均一、に向かうが、いろいろ考えているうち、そんな元気なくなってしまった。もう古本生活やめようか、そんなことまで考える。
 でも井上書店に寄る。スタニスワフ・レム『枯草熱』(サンリオSF文庫)が500円だったので、買う。山本美智代のカバーもいい感じだ。
 サンリオ文庫、ピーター・ディキンソンの『生ける屍』は、古書価の最も高い文庫のひとつだろう。これなど、80000円付けている古本屋さんあったぐらいだ。
 松浦寿輝訳の、ジュリ『熱い太陽、深海魚』も珍しくて、あまり見ない。
 明日、25日には、私の「古本屋巡り7つ道具」?の撮影がある。さてどんなことになることやら。