古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

或る日突然

 ビール飲みながら、録画しておいたトワエモワをみる。なつかしい。中学生のころだったなあ。ぼうず頭で女の子にもあまり興味なくバレーボール部でふざけあっていた。「或る日突然」なんて聴くとそのころのことがよみがえってくる。

或る日突然 二人だまるの
あんなにおしゃべり していたけれど
いつかそんな時が 来ると
私には わかっていたの
或る日じっと 見つめ合うのよ

そうそう、山上路夫の詩だった。

女の子には興味なかったが(ひつこい)、ちょっとこころがうずいたのを覚えている。なんかカラオケで歌いたくなってきた。ちょっと酔っぱらってきたのか。
 あかんあかん、これは古本ソムリエの日記だった。
 書影を入れて書きたかったのだが、宇崎純一が表紙を描いた雑誌10册ほど見つけたのだ。本文では挿絵も描き、漫画も描いている。昭和に入ってあまり描かなくなったといわれていた宇崎純一だけれど、やっぱり描いていたのだ。いい絵だと思った。