Lマガの「天声善語」は、藤澤清造のことをちょこっと書いた。メールで送り家をでた。ほとんど時間なかったがブックオフに寄る。顔を出すというのが大切だ。
大急ぎでまわり、105円で二冊買った。森卓也『映画 この話したっけ』、戸板康二『見た芝居・読んだ本』。森卓也の本は、和田誠装幀。
深夜、対談本に書き込むが、『古本屋タンポポのあけくれ」が読みたくなる。この本ずっと探しているが、見つからない。岡崎と選んでいる文学全集に古本屋さんのエッセイを入れたいということになったのだ。だれかに借りるしかないか。ぼくはずっと前、タンポポのおばあちゃんに「いい本買いますね」とほめられたのだ。これがうれしくて忘れられない。その時買ったのは、忘れもしない、鈴木信太郎の『文学外道』(出版東京)だった。100円。2000年、8月17日のこと。
そういえば、出版東京もいい本だしていた。兼常清佐の『美しき言葉の情熱』なんてよかった。
『文學外道』は東京出版でした。よく間違える出版社だ。秦豊吉の『ぐっどないと』はどちらだったか。