古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

高校生も善行堂へ

最初のお客さんは、北海道の高校生。
修学旅行だという。雑誌で善行堂のこと知ったみたい。よく来てくれたなあ。きっと高校生の本好きもたくさんいるんだ。ちなみに今日最後のお客さんも高校生だった。
とにかく整理整頓の日々。これが小さい頃から苦手だった。かなり増え続けてます、本。
手を休めては、画集を開いて楽しんでいます。クリムトの花や木、とてもいいですね。それらを集めた画集が気に入って、よくみています。閉店後、シャッターを閉め、ジャズをガンガンに鳴らし、絵をじっくり見るのはいいものです。珈琲かウイスキーがあるともっといいです。
森鴎外の『ヰタ・セクスアリス 』を読み始めました。日夏耿之介が解説を書いています。
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「spin」が次の8号で終刊となる。
こんなに充実した雑誌は珍しいのに。特に淀野隆三の日記は、貴重な仕事ですよ。残念で仕方ない。宇崎純一特集号なんて素晴らしかったなあ。部数が少なくなってきていたようなので心配していた。「ネット善行」http://zenkohdo.shop-pro.jp/にまだ若干、バックナンバーが残っています。こうして、終刊が決まると、書店として、もっと売りたかった、売って手助けしたかったと思いますね。みずのわさんと電話で話をして、そんなことを考えました。自分がいいと思った新刊を善行堂で扱っていきたい。いい本を出す出版社を強く支えたいものです。善行堂は小さな小さな京都の書店ですが、大きなことを考えていきたいです。