古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

種村季弘のラビリントス

 8月11日からガケ書房で開催される「下亀納涼古本まつり」のことを考える。
山下くんが、ただいまのところの予定メンバーを知らせてきた。

友部正人
岸田繁くるり
ふちがみとふなと
オクノ修(六曜社)
書肆砂の書
尻プロダクション
蟲文庫

さすが、山下くんだ、面白くなりそうな予定メンバーではないか。六曜社か、すごい。
尻プロダクションか、すごい。というかみんなスゴイではないか。
古本者メンバーは任されているので、いろいろと考えているわけだ。
やっぱり、河上進くんは外せない。下鴨の方にもきてほしいし、メールで誘うことにきめる。
 今日も、伊藤茂次詩集「ないしょ」を持って家を出た。ゆっくり読まないとな。
亀鳴屋さんのことは、次ぎのLマガに書こうかとも思っている。でもどうなるか分からないが。
 天神橋筋について、ちょこちょこ寄り道しながら天牛に入る。寄り道した「ブックマート」で、種村季弘のラビリントス『壷中天奇聞』を買った。おそるおそる値段を見たら、迷わなくていい値段がついていた。300円。中に内容見本も挟まれていた。これだけでも300円以上の値打があるのとちゃうか。なんか今日は大阪弁になってしまう。
 天牛の前に張り付いてみたが何も買えない、そんななずはないと何度も何度も見てまわるが買えなかった。だれか、かしこいライバルが先に買って行ったような感じが漂っていた。帰宅後メールでわかったが、やはり松岡さんだった。
 天牛の店内に入り、てぶらで、平さんに挨拶する。お姉さんの方の平さんは、ニコッと…、
もうやめとこ。しまいにおこられる。
 店内も何回もまわる。漱石の復刻があったので買うことができた。『硝子戸の中』小型版。
 ドトールでホットコーヒーMをゆっくり飲んだ。
 仕事帰りの電車で、正岡容の随筆を読む。この前買った「あまとりあ」をコピーしたのだ。艶笑落語鑑賞や、艶色講談鑑賞など。それがとても面白い。落語家や作家との付き合いや、身辺のことも書いてあってそれがとても面白い。この連載はまとめられて本になっていたはず。調べてみよう。