古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

伊藤茂次詩集『ないしょ』

 深夜帰宅すると、注文していた『ないしょ』が亀鳴屋さんから届いていた。限定333部発行で、私のは63番だった。これは本好きにはたまらない本になっている。333部か、すぐに無くなってしまうだろう。今、詩作品について書きかけたが、やめておこう。きちんと読んでからにしよう。
 この詩集の書評を書きたいなあ。『本を愛しなさい』の書評の締めきりは明日だ。2回読んだのであとは書くだけ。今日買った本でうれしかったのは、『三遊亭金馬ー落語独演会』(昭和30年、鱒書房)。最初の金馬の文章「咄家の寝言」も面白いし、巻末の、土師清二の「金馬師匠と私」も興味深く読めた。独演会の部分はもちろん面白いに決まっている。