古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

全集を買う

 平さんが、双子だということを、知らせて下さった方がいる。どうもありがとうございました。これで余計なことを考えることなく、古本に集中できます。
 ハナ書房で見た、前田寛治画集(第一書房)のことが、気にかかり、中野重治の「広重」を読み返す。ちくま日本文学全集(文庫)に入っているのだ。
 前田寛治の絵を注意して見るようになったのは、確か「広重」を読んだのがきっかけだった。見せてもらった、例の奥付のない小型の第一書房の画集は、なかなかよかった。洲之内徹の文章も読み返そう。
 中野重治の他の作品も少し読んだ。やっぱりいい文章だなあ。
 全集を買ったのは久しぶりだ。木村荘八全集全8巻。函帯月報付き美本、8冊で、なんと、840円だった。一冊105円、すなわち、ブックオフだ。今日も、いろんな店で、たくさん古本買ったが、報告はこの全集だけにしておこう。