古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

ちくま文庫の品切れチェック

 ちくま文庫の2007年版の解説目録が出たので品切れになった文庫をチェックする。この前やりかけたのだが、途中でストップしたままだったのだ。急がないとまだ残っているかも知れない文庫が本当に消えてしまう。古本屋さんで見つければいいのだが、ちくま文庫は苦労するのだ。
 今年、目立ったことは、怪奇探偵小説名作選のシリーズの品切れだろうか。蘭郁二郎集、久生十蘭集、日影丈吉集、城昌幸集、香山滋集、小栗虫太郎集、などが消えてしまった。ほかに気になった品切れ文庫は、『日夏コウ之介文集』、『ボルへスとわたし』、『わがままいっぱい名取洋之助』、川本三郎『東京つれづれ草』、それと『田中小実昌エッセイコレクション』全6巻も。
 京都なら、三月書房に行けば、まだ残っているかも知れない。
 昼過ぎ、工作舎対談本に書き込み、そのあと散歩する。一番星でラーメンを食べ
水明洞の前へ。中村光夫『風俗小説論』は河出文庫特装版。100円。武者小路実篤の『愛とまごころに生きるもの』は、大好きな雲井新書。100円。
 となりの中井書房で。八木福次郎斎藤昌三書物展望社』1000円。三島由紀夫『永すぎた春』(昭和33年、講談社ロマン・ブックス)500円。これは初山滋装幀。
 ちょっと離れているが、三密堂へ。何もなし。ブックオフも何もなし。今日はもう少し買いたい気分だったので尚学堂の200円均一台を攻める。串田孫一『薔薇窓』『洋酒天国47』。