古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

植草甚一スクラップブックの月報

 急に日記に書き込めなくなり驚いた。何かいけない事でも書いたのかと思い読み返してみたが、あきれるばかりの古本話ばかりだった。それがいけなかったか。
 にとべさん、ありがとうございました。おかげ様でまた書けるようになりました。
 今日はまず、日本古書通信社に電話をかけた。ある古本のことで聞きたいことがあったので。そのあと、メールをチェックすると、2件届いていた。工作舎のIさんからのは、『読書の腕前』を読んで元気が出たとのことで、対談本を何とか夏に出しましょうとあった。下鴨古本まつりに間に合わせたいなあ。岡崎が忙しいのでぼくがもっとがんばらねば。『読書の腕前』を読むと元気がでる、というのは本当にそうだなあ。本をもっと読みたくなるし、読んできてよかったなあ、としみじみ思える。本がいろいろと自分を支えてくれたことを思い出す。辛いことがあれば、じっと本箱の前に立ったものだ。
 もう一件は、北海道新聞のWさんからで書評の依頼だった。『藝文往来』とのこと。北海道新聞に書かせてもらった書評は、

1、小沼丹『黒と白の猫』(2005年、11月20日)
2、大川渉『文士風狂録』(2006年、 2月5日)
3、出久根達郎『本を旅する』(2006年、5月28日)
4、大村彦次郎『文士のいる風景』(2006年、7月16日)
5、田口久美子『書店繁盛記』(2006年、10月22日)
 北海道新聞のホームページで読めるのでまたのぞいて見てください。
 
 ということで、少し対談に書き込んでから仕事に出る。近くの古本屋さんで、虫明亜呂無シャガールの馬』旺文社文庫、190円と、植草甚一スクラップブックの月報3册、100円を買う。

 夜、ガケ書房の山下くんからメールあり。4月1日の岡崎イベントの件。岡崎、山本2人のコンビ名を決めようと思うのだが、山下くんに考えてもらっている。その候補案が送られてきた。

1、千林ライン、
2、均一国家
3、絶版50
4、均一亭たけしよしゆき

なかなかうまいもんだ。ちょっと変えて、千林兄弟、均一亭たけアンドよし、などもいいか。「絶版50」というのもすごい。岡崎もぼくも50歳になった。50歳になっても中身は子供なんだなあ。
 このコンビ名は、工作舎本にも影響するしよく考えよう。山下くんありがとう。