古本ソムリエの日記

古書善行堂 山本善行

名作漫才選集1

 『SNAKE』という雑誌をネットで検索して注文する。この号に福原麟太郎の執筆はないみたいだが、どんな雑誌なのか見てみたいと思ったので昨日の深夜に注文のメールを送ったのだ。今日はその送金のため郵便局へまず行った。
 スーパー「マルギン」の前で、100円均一の本が出ていた。隔週月曜日に出ることになっている。紀田順一郎の古書ミステリー『魔術的な急斜面』と吉行淳之介の『「私」のいる風景』を買う。
 このあと、北に向かうか南に向かうかで迷ってしまい、右往左往する。昨日、中井書房にあった本が気にかかるのだ。結局、北にも南にも行くことにしたが、仕事まえにこんなに動きまわって大丈夫だろうかと他人事のように心配した。
 福田屋書店の店頭で、『アサヒカメラ』増刊(1973年)、11人の眼。細江英公林忠彦長野重一森山大道、など11人のカメラマンによる写真とエッセイ。細江英公による「加藤郁乎出版記念会」の写真と解説が面白い。笑わしてやろうとして撮ったので、ほとんどの出席者は笑っているが、なかに笑わない数人がいる。それと誰も知らない者が一人混じっているという。
 中井書房で買った本というのは、秋田實の『名作漫才選集1』。1000円だったので、昨日は買えなかった。でも、横山エンタツ杉浦エノスケや、花菱アチャコの漫才がのんびりしててよかったんだ。たまには高い本を買ってもいいだろう。
それと、ちくま文庫を200円で買った。大川渉編『短篇礼讃』。これは前に買ったような…。まあいいか。
 ひと箱古本まつりに参加しようかどうか迷っている。久々に東京遠征するか。